フリー素材アイドルMika+Rika 使ってもらうための工夫は

4月9日(日)16時0分 NEWSポストセブン

「無料」での活動を初めて2年になる(左がMika)

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 スマートフォンのCMでおなじみの双子、Mika+Rika。彼女たちは、肖像権・著作権を放棄し、自分達の写真や動画をWEB上に公開している、フリー素材アイドルだ。そもそもは、ヒップホップユニットの活動を広げるためのプロモーションだったというフリー素材活動。CM出演の影響や、今後の夢などを、2人に話してもらった。


——スマートフォンのCMで、一気に有名になりましたね。


Mika:フリー素材アイドルを始めたことで、テレビCMはあきらめていたんです。フリー素材だと、色んな広告に使ってもらえます。でもCMって、同じジャンルの仕事と被っちゃいけないじゃないですか。だからCMの仕事が決まったときは驚きました。


Rika:フリー素材を始めて2年、CMをいただけて嬉しかったです。2年間無料でやってきたことが報われたようで。


——このCMに出演したことで、変化は?


Rika:知ってくれる方の幅が広がったので、子供からもメールが届くようになりました。「応援しています」とか「Xperiaにしました」とか。


Mika:両親も喜んでいましたね。ヒップホップを始めることは、両親は反対だったんです。だから「この日ライブをやるよ」と伝えても無関心でした。でもCMに出るようになってからは、「今日も見たよ」とか連絡がくるんです(笑い)。両親は親戚や友達に、私たちが芸能活動をしていることを隠していたんですけど、「ついに言っちゃったよ」って報告がありました(笑い)。


Rika:全然連絡を取っていなかった昔の友達から、突然メールが来たり。


Mika:有名になると友達が増えるって、よく芸能人の方が言ってるじゃないですか。うそばっかり、と思っていたんですけど、本当に連絡がくるんですよ。私はあまり友達が多い方じゃないので嬉しいです(笑い)。


Rika:普段歩いていても、CM前は「無料の双子じゃない?」とか「フリー素材の子じゃない?」っていう言われ方だったんですけど、最近は「Mika+Rikaだ」って名前を言ってもらえるようになりました。


——フリー素材を撮影するときに大切にしていることは?


Rika:いろんな人が使いやすいように、バリエーション豊かにしています。指をさしている写真も、右に向けたり、上に向けたり、色んな向きにして。


Mika:文字などを合成することを想定しているので、手を出すにしても、体から離し過ぎちゃうと使いづらいんですよね。だからコンパクトにしています。あとは、広告に使ってもらえたらいいなと思っていたので、いろんなCMや広告を研究して、腕時計なら、顔の前に腕を出したり、画面の邪魔にならない白い衣装を着たりして。柄物はあまり着ませんね。


——写真集やCDも無料で配布していましたね。


Mika:サイトの時と同じで、写真集もクラウドファンディングで資金を集めました。60万円集まりました。サイトだけではネット業界にしか広がらないと感じていたんです。写真集にすることで、パソコンを使わない人にも広げたいと思って。


Rika:60万円、全て印刷代ですね。撮影は「面白いね」と言って集まってくださった方々が無料で手伝ってくれました。2000部くらい刷って、12日で完売しました。


Mika:渋谷TSUTAYAだけに置いたんです。0円ですけど、レジを通さなきゃいけない仕組みにして、1人1部とお願いしました。


Rika:袋とじもあって、全裸で撮影したものもあります。2人で白いボードを実際に持って、写っちゃいけないところを隠しながら(笑い)。


Mika:初めて結構ギリギリまで肌を出した撮影でした。


Rika:ボードがずれないように気をつけていたんですけど、私が髪を直していてMikaがボード持っている時に、Mikaボード落としちゃって。丸見えになる事故が何度かありました(苦笑)。


——現在の活動は?


Mika:基本はフリー素材アイドルとしてやっているのと、ヒップホップのライブを、2週間に1回。それからCM撮影などもありますね。


——お2人の見分け方を教えてください。


Rika:顔の輪郭が違う。Mikaはエラがあるので。


Mika:失礼なんですけど(苦笑)。私から言わせれば、Rikaは顎が短いです。


Rika:そんなに短くないよ!


——ヒップホップでデビューする前、2008年の映画『ブリュレ』に主演していますね。


Mika:演技は楽しいなと思ってやっていたんですけど、その頃は芸能界でやっていこうとは思っていませんでした。


Rika:学生だったし、オーディションに受かって出演したので、芸能事務所に入ったわけじゃなかったんですよ。


Mika:映画を公開するまで2年くらいかかったんですけど、やっと公開した頃に、監督さんが急死してしまったんです。数年経って、当時のスタッフが集まって監督さんのお墓参りをしたとき、「私、なにしてるんだろう」って思ったんですね。


 監督は私たちに、女優として成長してほしいと言っていたんです。でもお墓参りをした時、私はOLでした。監督の言葉を思い出して、芸能活動をすれば、この映画がもっと周知されるんじゃないかなって感覚にもなったりして。それで会社を辞めて、ちゃんと芸能界に入って、監督さんに頑張っている姿を見せたいという思いがありました。だから、いつかまた、女優もやりたいと思っています。


——今後の夢は?


Mika:フリー素材アイドルとして名前を知ってもらえつつあるんですけど、歌のほうでも、北海道とか沖縄とか、もっと遠くに呼んでもらえるようになりたいです。


Rika:今は無料の双子をやっているのですが、 “有料の女”を目指します!


【Mika+Rika(ミカ・リカ)】

東京都出身。一卵性双生児の姉妹で構成されるヒップホップユニット。2013年『FUNKY OL 〜仕事したくないよ〜』でデビュー。2014年11月、肖像権・著作権を放棄し、自由に写真を利用できる素材配布サイト『私たち無料です』をスタート。フリー素材アイドルとして話題を集めている。4月25日、shibuya eggman(渋谷区)にてワンマンライブ開催予定。


撮影■浅野剛

NEWSポストセブン

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