ドラも幸運も重なった!セレブ・黒沢咲、超高打点への執念が生んだ逆転満貫でトップ/麻雀・Mリーグ
2025年4月11日(金)8時20分 ABEMA TIMES

セレブならではの高打点打法が、見事に花開いた。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月10日の第1試合はTEAM雷電・黒沢咲(連盟)が終盤に逆転勝利。今シリーズ初のトップをチームへもたらした。
この試合は東家からセガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)、U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)、黒沢の並びで開始。黒沢は東2局、瑞原・滝沢との3軒リーチ。一気通貫の大チャンスだったが、瑞原に同じく一気通貫の満貫を放銃し苦しい展開となった。その後も失点が続き、一時は8700点持ちの4着目に沈んでいた。

東3局3本場、ダマテンでツモ・タンヤオの2000点(+900点、供託1000点)。ここでの我慢が効いたか、次局はリーチ・平和・ツモ・赤・ドラの1万2000点をゲット。トップ争いに復帰した。
南3局は黒沢らしい手作りが光った。ダブ南をポンしてイーシャンテン。ドラは8索ながらカン7索を払う打6索とすると、浮いたドラを残し、その後にしっかり重ねた。4・7筒のテンパイを組み、親リーチの滝沢からロン。ダブ南・赤・ドラ2の8000点でトップ目に立った。南4局は發のアンカン&リーチ。ドラ七万が暗刻で追いすがる瑞原を退け、親満貫をツモ。これで勝利をほぼ手の内に収めた。
次局はテンパイで流局、伏せればトップ終了だったが、さらなる加点を期し連荘。この判断が後の“あわや”の呼び水に。続く南4局2本場は南が暗刻に中が暗刻というまたもチャンス。1枚目の中から仕掛けて周囲にプレッシャーをかけるも、なかなかテンパイできず、逆に3着目の瑞原からリーチをかけられてしまった。黒沢は早々にベタオリを決めるも、終盤に1枚切れの東を打って満貫の放銃。裏ドラ次第では逆転負けというピンチだったが、辛くも逃げ切った。
試合後は「見ている人やチームメイトをハラハラさせてしまった」と苦笑い。南4局1本場で手を伏せなかったことについては「伏せたらよかった」と可愛らしくミスを認め、そのリアクションにファンは「後悔してたw」「かわいいww」「次も打ちたくなっちゃった!てへぺろ」と沸いていた。
【第1試合結果】
1着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)3万8500点/+58.5
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)3万1800点/+11.8
3着 セガサミーフェニックス・竹内元太(最高位戦)3万200点/▲9.8
4着 KONAMI麻雀格闘倶楽部・滝沢和典(連盟)−500点/▲60.5
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)