NHK名古屋『まるっと！』『東海ドまんなか！』『ゴジらじ』新任キャスター陣が会見

　NHK名古屋放送局は11日、同局制作の3番組に出演するキャスター・パーソナリティー4人が出席する記者会見を実施し、新年度が始まって約2週間が経過した現在の手ごたえや今後の抱負について語った。

■“W山田”で話題の『まるっと！』現場の声を届けたい

　平日午後6時10分から総合テレビで放送中の東海3県向けニュース番組『まるっと！』（午後6時30分以降は県別放送）を担当している、山田大樹（やまだ・ひろき）キャスターと山田真夕（やまだ・まゆ）キャスター。

　名字が同じことも話題となっている山田大樹キャスターは、「3年前までふるさと名古屋放送局に勤務し、今回が2度目の名古屋ですが、新鮮さが違います。真夕さんの存在のおかげです。職場でこんなに広く“ひろきさん”と呼ばれたのは初めてで、温かみを感じながら番組に臨めています」と語った。

　一方、山田真夕キャスターは山形放送局から名古屋に異動。「ほぼ初めての名古屋」という新天地に「日々、東海地方の魅力に驚いています。技術力の高い企業や知らなかった場所など、新鮮な視点を大切にしながらお伝えしていきたいです」と意気込みを述べた。

　また、東京アナウンス室から異動した山田大樹キャスターは、『歴史探偵』の探偵役や『おはよう日本』のリポーターを務めた経験を活かし、「『まるっと！』にはアナウンサーが自ら作るコーナーもあります。情報番組としての一面もあるので、現場で培ったリポート力を生かしていきたい」と今後への抱負を語った。

　山田真夕キャスターも、「山形局では戦争や平和、マイノリティーの声に耳を傾ける取材を大切にしてきました。名古屋でも、じっくりと人の話を聞くインタビューを通じて、視聴者に“声”を届けたい」と話した。

■『東海ドまんなか！』原大策キャスター「等身大で伝えたい」

　東海4県向け『東海ドまんなか！』（毎週金曜　後7：30※静岡県は別番組）を担当する原大策（はら・だいさく）キャスターは、北海道生まれ千葉育ち、入局後は「全国を回って名古屋が8局目。東海地方で生活するのは初めて」と自己紹介。「背伸びしても仕方がないので、“等身大の原大策”でお伝えしていきたい」と決意を語った。

　これまで東京で300件以上の現場取材を行ってきた原キャスターは、「これまで培ったフットワークを活かして、心と体で汗をかく報道を続けたい」と意気込みを見せた。

　すでに中日ドラゴンズ・井上一樹監督へのインタビューを実施し、「3年連続最下位のドラゴンズが、なぜファンに愛されているのか？」という直球の質問も投げかけたという。監督の答えは、4月18日放送予定の『東海ドまんなか！』で紹介される。

■『夕刊 ゴジらじ』吉田真人アナ「SNSフォロワー1万人を目指す」

　ラジオ第1で放送中の『夕刊 ゴジらじ』（月〜金　後5：00〜5：55）のパーソナリティー3人（吉田真人・高木理加※高＝はしごだか・市橋里音奈）のうち、会見には吉田真人（よしだ・まこと）アナウンサーが出席。

　吉田アナは、「三重や岐阜の情報もさらに強化してお届けしたい」と語りつつ、「番組はリスナーのメッセージを元に、その日の構成がガラッと変わるリアルタイム型。SNS『X』のフォロワー数は本日現在で4207人。1年後には1万人を目指します」と目標を明かした。

　また、吉田アナはピアノが得意で「九州で1位になったことがある」と言い、「『ゴジらじ』のスタジオには電子ピアノがあり、生放送での演奏を披露するのが目標です」と“公約”を掲げた。