永尾柚乃、ディズニー実写版『リロ＆スティッチ』リロ役に決定　山寺宏一から貴重なアドバイスを受ける

　ディズニーのアニメーション映画を実写化した『リロ＆スティッチ』（6月6日公開）で、スティッチと“オハナ（家族）”の絆を結ぶ、ひとりぼっちの少女リロの日本版声優に永尾柚乃が決定。オーディションの結果をスティッチ役の山寺宏一から聞かされ、永尾が涙する動画が公開された。

　今回、声優オーディションの最終選考があると、都内の試写室へ呼ばれた永尾。緊張感漂う試写室内に案内されると、「今日は私、山寺宏一から大事なお知らせがあります」とスクリーンにスティッチ役日本版声優・山寺宏一の映像が。すると、画面にノイズが走り、屋外を駆け抜けるスティッチの姿が映り、次第にスティッチは永尾がいる試写室に近付き始める。扉の前までくると、スクリーンを突き破り拍手しながら何かを祝うスティッチ。

　そして、「リロ役 永尾柚乃さんに決定!!」というテロップが表示された後、山寺が再びスクリーンに映り、「柚乃ちゃんリロ役決定おめでとう！」と、声優決定の知らせがサプライズで告げられた。

　信じられないという表情を浮かべ、涙を浮かべる永尾。驚くのもつかの間、今度は山寺本人が「柚乃ちゃんリロ役決定おめでとう〜！」と会場にサプライズ登場。ハワイで感謝の気持ちや、敬愛の念を込めて贈られるレイをかけられ、祝福を受けた永尾は、「ありがとうございます！本当にうれしいです、びっくりしました！」と、笑顔を見せた。

　ディズニー映画の大ファンかつアニメーション『リロ＆スティッチ』も大好きで、いつかディズニー作品の声優をしてみたかったと話す永尾。サプライズ発表直後のインタビューでは、「めっちゃビックリしました！『リロ＆スティッチ』は昔から大好きな作品だったので、リロの日本版声優は絶対やりたいと思っていました！なので、本当にうれしいです！」と、改めて喜びを語った。

　そして、“七色の声を持つ男”として知られ、アニメーション版からスティッチの声を担当している山寺は、リロ役が永尾に決定したと聞いた時、「ドラマなどで柚乃ちゃんを見ていたので、おぉ！これは、ピッタリだ！絶対、日本版もめっちゃくちゃ面白くなるぞ！と思いました」と共演できる喜びを語った。

　さらに、ディズニー実写版声優に初挑戦となる永尾に「スティッチとたくさん会話すると思うけど、声を演じている僕とじゃなくて、“スティッチ”と会話していると思ってください。なかなかマイクの前でお仕事することはなくて難しいと思うけど、スタジオがハワイだと思って、柚乃ちゃん自身もリロだと思って、リロになりきれば大丈夫だと思います！」と貴重なアドバイスを送った。アドバイスを受け永尾は「分かりました！山寺さんの声と、スティッチの声はちゃんと頭に入っているので、がんばります！」と収録に向けてやる気満々な表情を見せいた。

　山寺は「実写化ということで、実際にハワイでロケをしています。僕や皆さんも大好きな、あの美しいハワイの風景が満載です！そして何と言っても感動的なストーリーです！リロとナニは、両親が亡くなって2人だけで頑張って生きているけどなかなか上手くいかない、というところから物語は始まりますが、僕はもうそこだけで泣いちゃいました！それが、スティッチという暴れん坊なエイリアンとリロが出会って、お互いどう変わっていくのか？本当にお子さんだけじゃなく、大人もみんな感動できる素晴らしいストーリーだと思います。もちろんアニメーション版の時も感動的だったのですが、より素晴らしくなっています」と、本作品で描かれる見どころや注目ポイントを熱弁。

　永尾は「本当の友達が欲しいリロと、破壊するために生まれたエイリアンのスティッチが、だんだんと“オハナ＜家族＞”になっていくところや、“オハナは家族、家族はいつもそばにいる、何があっても”っていう言葉が大好きです」と語った。

　最後に2人から、実写版『リロ＆スティッチ』を楽しみにしているファンに向けて、「実写化されてスティッチはより、リアルに、モフモフ満載です！きっと抱きしめたくなる、そして体温も感じられるような作品になっています！そして、リロとナニの姉妹にスティッチが絡んで、感動的なストーリーになっていますので、ぜひ大スクリーンでご覧になっていただきたいと思います！何と言っても、柚乃ちゃんがリロをやりますので、日本語吹替え版オススメです！」（山寺）、「リロの声を大事にして、一生懸命リロの心を入れて頑張りたいなと思います！なので、ぜひ映画館に見に来ていただけるとめっちゃ嬉しいです！」（永尾）と熱いメッセージを送っていた。

　果たして、“ゆのちゃんリロ”と“山ちゃんスティッチ”の奇跡の出会いは一体どんなブームを起こしてくれるのか、2人の活躍に期待したい。