柳葉敏郎、30年ぶりに任侠モノに出演「やりたくてやりたくてしょうがない分野だった」
2025年4月11日(金)12時0分 オリコン
ドラマ『ドンケツ』柳葉敏郎が出演=DMM TVで4月25日より独占配信 (C)DMM TV
同ドラマは、同名の本格極道漫画が原作。「ヤングキング」にて2011年から19年まで第一部を連載。その後「ドンケツ 第2章」が同誌にて19年から23年まで連載され、24年から「ヤングキングBULL」に移籍して、連載中。
主人公は、北九州最大の極道組織・月輪会(がちりんかい)の中でも武闘派で鳴らす孤月組(こげつぐみ)で最強と恐れられるヤクザ・沢田政寿。20年前、敵対組織にロケットランチャーをぶちこんで以来、ロケットランチャーのマサ、通称「ロケマサ」の異名で恐れられていた。
しかし、堅気・ヤクザ問わず腕力に物を言わせて金をタカり、上役にも平気で喧嘩を売るなど問題ばかり起こす傍若無人な性格が災いし、40代後半になっても出世の見込みがない所謂“ドンケツ”ヤクザ。そんな最強の漢がしがらみまみれの極道界を拳一つで突き進む、極道物語。
誰かれ構わずボコボコにし、組長の言うことも聞かない、自分勝手でワガママな、超クズ男。だが、なぜか男たちが惚れてしまう不思議な魅力を持つ男、ロケマサ。そんなロケマサは仲間と敵を同時に引き寄せ、修羅の国北九州を舞台に日本全国を巻き込む一大抗争が幕を開ける。
伊藤英明が「ロケマサ」こと沢田政寿を演じるほか、金子ノブアキ(孤月組組員の山倉慎之助)、青柳翔(孤月組若頭の金田寛乙)、葉山奨之(ロケマサの私的子分である内村タツオ)、眞島秀和(華月組組長の村松春樹)、寺島進(孤月組組長の渡瀬大志)らの出演が発表されている。
柳葉が演じるのは月暈組の組長であり、執行部にも席を連ねる野江谷英一。カリスマ的存在で心酔する組員も多い野江谷は己の野望を果たすために十五夜組の麻生らと手を組むことに…。
任侠モノへの出演は約30年ぶりという柳葉は、自身が感じた良い緊張感がうまく伝わることを思いながら時間を過ごしたという。「今回は原作にも目を通し、自分なりの野江谷を楽しみながら演じた」と撮影を振り返った。その野江谷のキャラクタービジュアルは、これまで数多出演してきた映画・ドラマで培われた柳葉のカリスマ性が投影されたかのような仕上がりとなっている。
■柳葉敏郎のコメント
野江谷英一をやらせていただきました柳葉敏郎です。
この任侠ものというのは自分の役者生活の中では、かれこれ30年ぶりぐらいになりますかね。やりたくてやりたくてしょうがない分野だったので、しかも組長というパフォーマンスができたことは非常に楽しかったです。尚且つ、久しぶりということもあって非常に良い緊張感で、それが上手く伝われば良いなと思いながら時間を過ごさせてもらいました。
僕は基本的に原作を読まないんですけれども、今回に関しては久しぶりということもあって、原作にも目を通させていただいて、自分なりの野江谷を楽しみながら演じさせていただきました。
伊藤君とは最初お会いした時に、彼が演じるマサという男がもう出来上がってたので、「ああ、この迫力はすごいな」と思いながら、この迫力とぶつかり合えることができるという喜びを感じながら過ごしました。
人の情であったり、メンタルな部分の強さ、大きさ、弱さみたいなものを野江谷がよく口にしています。この作品の中では、表向きは非常に強面になっていますけれども、その内に秘めた人の強い気持ちというのを楽しんでもらえたら幸いです。