演歌一筋の大川栄策 「人生は演歌そのもの」

4月12日(金)7時0分 NEWSポストセブン

デビュー3年目のLPを手にする大川栄策

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 グラビア写真界の第一人者、渡辺達生氏(70)が“人生最期の写真を笑顔で撮ろう”とのコンセプトで立ち上げた『寿影』プロジェクト。渡辺氏は、自然な笑顔を引き出すべく、撮影する人に「一品」を持ってきてもらって、それにまつわるエピソードを聞きながら撮影する。


 歌手の大川栄策(70)が持ってきたのは、デビュー3年目の自分のLP『孤独の唄』。恩師・古賀政男監修『孤独の唄』は、刑務所で受刑者が歌い継ぐ愛唱歌を歌唱したものだが、発売すぐに放送禁止歌となった曲を含む、いわく付きLPである。


「23歳のひよっこが、人の心の奥底にある遺恨の涙や魂の叫びを表現するのは難しかったね。今思えば、古賀先生は演歌の本質である人の哀しさ、辛さ、切なさをメロディーに乗せて表現することを僕に課したのだと思う」


 半世紀にわたり歌い続ける大川氏の礎といえる1枚なのだ。


「人生は演歌そのもの。不器用だから歌以外に何かしようとは、からっきし思わない。ただ、人に迷惑をかけないのがテーマだね」


 4年前から歌謡塾を始めた。年配者が歌で心も顔も晴れる姿を見て、少しでもその手伝いができればとの気持ちが優先する。もちろん、今後も演歌一筋。


「酸いも甘いも噛み分けた人生経験豊富な方が、納得して歌ってくださる歌を世に送りたい」


 102枚目の新曲、『未練なんだぜ』が聴きたくなるではないか。


【プロフィール】おおかわ・えいさく/1948年、福岡県生まれ。高校卒業後、歌手を目指して上京。古賀政男の門下生となり、『目ン無い千鳥』でデビュー。『さざんかの宿』はミリオンセラー。5月11日、ホテル雅叙園東京にて50周年記念ディナーショー開催。


◆撮影/渡辺達生、取材・文/スペースリーブ


◆小学館が運営する『サライ写真館』では、写真家・渡辺達生氏があなたを撮影します。詳細は公式サイトhttps://serai.jp/seraiphoto/まで。


※週刊ポスト2019年4月19日号

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