堂本光一 ミュージカル「ナイツ・テイル―騎士物語―」アリーナライブ仕様で再演 恋のライバルは井上芳雄
2025年4月12日(土)5時0分 スポーツニッポン
KinKi Kidsの堂本光一(46)と俳優の井上芳雄(45)が共演するミュージカル「ナイツ・テイル—騎士物語—」がアリーナライブとして上演されることになった。東京・有明の東京ガーデンシアターで8月2〜10日に12公演を行い、7万5000人超を動員予定。光一は「アリーナライブには驚きましたが、どんな形になるんだろうと楽しみになりました」と期待を寄せた。
シェークスピア最後の作品「二人の貴公子」をベースに、同じ女性を愛した貴公子2人の運命を描く。18年に初演され、ミュージカルスターの共演が大きな話題に。21年には再演もされた。
過去に作品を上演していた東京・帝国劇場は建て替えのため、2月に休館となった。世界的脚本家のジョン・ケアード氏が脚本を構成し直し、今回は演劇劇場ではないアリーナ全体の空間を生かし新たな表現で作品を描く。光一は「アリーナライブで作品のどんな世界観が広がるのか、ジョンの魔法を楽しみにしている」と話した。
同じライブ形式では、20年に「シンフォニックコンサート」として開催されたことがある。東京・池袋の東京芸術劇場などで計13公演が行われたが、当時は新型コロナ下のため客席数が半分に制限され、動員数は計約1万2000人。チケットの争奪戦に発展し、プラチナチケット化していた。今回は動員規模を6倍以上に拡大。より多くの観客に熱演を届ける。
内容も“パワーアップ”する。前回の20年はスタッフの数も限られ、衣装はスーツだった。今回はさまざまな制限がなくなり、出演者が舞台扮装で登場。東京フィルハーモニー交響楽団の美しい演奏に合わせ、歌だけでなくダンスや殺陣などのアクションも披露し、より物語の世界を味わえる内容となる。井上は「再びこの作品で、光一くんはじめ仲間たちと集まれることは大きな喜びです。お客さまにも存分に楽しんでいただけるようにベストを尽くします!」と意気込んだ。(糸賀 日向子)