山田孝之、『コナン 隻眼の残像』長野の盛り上がりに戸惑い「そっち側と思われるのも…」 本編の感想は「今回も被害総額がすごい」
2025年4月13日(日)15時13分 オリコン
長野の盛り上がりに戸惑いをみせた山田孝之 (C)ORICON NewS inc.
本イベントは、昨年同様、全国のファンに「ネタバレも無く、同時に本編をお楽しみいただきたい」という理由で、今年も公開前の試写会を行わない代わりに開催。
江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、毛利小五郎役の小山力也、大和敢助役の高田裕司、諸伏高明役の速水奨、上原由衣役の小清水亜美、ゲスト声優で大友隆役の山田、円井まどか役の山下美月が登壇した。
山田は先日山下とともに本作の舞台となる長野県を訪問。県知事や県警本部長とのトークイベントに参加した。現地の盛り上がりについて「もう半端じゃないです。長野県知事がこの人気にゴリゴリにあやかるつもりで、もう目をギラギラさせながらこれで行くぞって感じでした」とし笑いを誘う。さらに「県警の方も切なる思いで、最近、長野県警に志願してくる若者が減ってきているので、この人気に乗じて長野県警に皆さん来てくださいっていうPRまで始まって、そっち側と思われるのもなんかな、思いながら」と戸惑ったことを明かしながら、現地の様子を伝えた。
最後のあいさつで山田は「今回もコナンくん大暴れで、実際僕ら長野の天文台とかがあるところに行ったんですけど、すごい大きなアンテナとか、さっき一瞬(公開直前PVに)映ってましたけど、今回もえらい被害総額がすごいなぁと」と冗談交じりに語った。高山が思わず「本当すみません」と苦笑いすると、笑いをこぼしつつ「皆さんの映画見た後、聖地巡礼として長野に行って『これを、こんなふうに…』っていう楽しみ方もできると思います」とアピールした。
本作は、青山剛昌氏による全世界で累計発行部数2.7億部を突破した漫画を原作としたテレビアニメの劇場版。原作30周年を迎えた去年公開された劇場版27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(100まんドルのみちしるべ)』は、興行収入158億円を突破し、シリーズ史上最高興収を更新するという前代未聞の記録を達成した。
■ストーリー
長野県・八ヶ岳連峰未宝岳(みたからだけ)。長野県警の大和敢助(やまと・かんすけ)が雪山で“ある男”を追っていた時、不意に何者かの影が敢助の視界に。気をとられた瞬間、“ある男”が放ったライフル弾が敢助の左眼をかすめ、大きな地響きとともに雪崩が発生。そのまま敢助を飲み込んでしまい—。
10ヶ月後。国立天文台野辺山の施設研究員が何者かに襲われたという通報を受け、雪崩から奇跡的に生還した敢助と、上原由衣(うえはら・ゆい)が現場へ駆けつけた。事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、 負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼(うず)きだす…。
その夜、毛利探偵事務所に、小五郎の警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事から電話が入った。未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故を調査しており、事件ファイルに小五郎の名前があったという。後日会う約束を交わした小五郎にコナンもついて行くが、待ち合わせ場所に向かっていた途中、突然響き渡った銃声—。
果たせなかった約束と、隻眼に宿った残像。
氷雪吹き荒れる山岳で、白き闇(ホワイトアウト)の因縁(ミステリー)の幕が切って落とされる—。