まさに一撃必殺…レジェンド佐藤康光九段の狙いすました一手に冷静沈着な豊島将之九段が“痛っ”顔!ファンも戦慄「すげえ将棋だこれ」/将棋・ABEMA地域対抗戦

2025年4月14日(月)11時30分 ABEMA TIMES

 レジェンド棋士が一瞬の輝きで、実力者を仕留めた。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 2025」の準決勝第2試合、中部 対 関西Aが4月12日に放送された。第4局は中部・豊島将之九段(34)、関西A・佐藤康光九段(55)という、タイトル経験者同士のカードになったが、終盤に佐藤九段が一撃必殺の一手を放ち逆転勝利。思わず豊島九段も“痛っ”というように表情を歪める場面があった。

【映像】大逆転!佐藤康光九段の一手

 変幻自在な指し回しが人気の佐藤九段が、残り少ない持ち時間、かつ緊迫した場面で会心の一手を放った。第4局は、佐藤九段の先手番から始まると、角交換型振り飛車になり、佐藤九段がダイレクト向かい飛車、後手の豊島九段が居飛車、囲いは両者ともに銀冠に構えた。

 60手を過ぎたあたりまで攻防ともに均衡が保たれ、全くの互角で進んだが、先手の桂馬と後手の銀で交換になったあたりから、先手がABEMAの「SHOGI AI」で約60%とリード。終盤は攻めのスピードで勝る後手が、先手玉を追い詰める展開に進んでいた。

 ところがここに逆転劇が待っていた。114手目から△3九銀、▲1七玉、△5四飛成(銀取り)と進み、後手は自玉を守り、かつ駒を補充して寄せに備えたかと思われたが、ここで先手が▲1一角と打ち込む妙手。この一発で、いきなり豊島玉は即詰みに追い込まれた。佐藤九段の狙い澄ました一手の意味を理解した豊島九段は一瞬、険しい顔に。ファンからも「おお、剛腕出た!」「すげえ将棋だこれ」「一発決めたのか」「つええ」「これはナイスショット」」と盛り上がっていた。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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