『Cutie Honey Universe』早見青児役・浅沼晋太郎さんインタビュー|男として「俺が守らなきゃ!」という心意気が格好いいです!

4月14日(土)14時30分 アニメイトタイムズ

永井豪50周年記念アニメ化作品の最後を飾る、AT-X、TOKYO MXほかにて好評放送中のTVアニメ『Cutie Honey Universe』。
本作は、主人公・如月ハニー/キューティーハニーを坂本真綾さんが演じるのをはじめ、5つの変身後のハニーを内田真礼さん、黒沢ともよさん、田村ゆかりさん、花澤香菜さん、三森すずこさんという豪華キャストが演じ分けることが話題となっています。
さらに、原作をほうふつとさせる世界観やイラスト、ハニーを取り巻く個性豊かな登場人物、物語の展開にも注目です。
今回はハニーの良き理解者であり、対パンサークロー組織・PCISの捜査官である早見青児役の浅沼晋太郎さんにインタビュー。
『Cutie Honey Universe』をはじめとする永井豪作品の魅力や本作の見どころ、そして早見青児を演じる上で意識した点などさまざまなお話をうかがいました。
誰しもが持つ変身願望をおさえた作品——まずは、役が決まった時の気持ちをお聞かせ下さい。早見青児役・浅沼晋太郎さん(以下、浅沼):永井豪先生の作品では『マジンカイザーSKL』で主人公の海動剣をやらせていただき、劇場版の『サイボーグ009VSデビルマン』では不動明/デビルマン役をやらせていただきました。
そして今回、先生の代表作のひとつである『キューティーハニー』にも関わることが出来ると思って、すごく嬉しかったです。
——本作は永井豪先生の50周年記念アニメのひとつということで、プレッシャーはありましたか?浅沼:そうですね。(50周年記念アニメとして)『DEVILMAN crybaby』『劇場版 マジンガーZ / INFINITY』があって、締めくくるようにTVアニメとして『Cutie Honey Universe』があると聞いていたので、気の引き締まる思いでした。
——『キューティーハニー』は初代のシリーズからさまざまアニメ化されています。どのような印象を持っていましたか?浅沼:最初のシリーズを見ていた世代ではないので、ハニーが変身することや歌といった印象ぐらいでした。きっと子供の時は「見ちゃいけないもの」という意識があったんだと思います(笑)。
——初めて『キューティーハニー』に深く関わったわけですが、浅沼さんからみた『キューティーハニー』の魅力とは?浅沼:誰しもが持っている変身願望を押さえているところが、長く愛される秘訣であり一番の魅力だと思います。特に女の子は変身願望が強いですよね。
3歳や4歳の頃からお姫様のドレスを来たがるし、着せ替え○○とか好きだし、大人になってからコスプレをするのも女性が多いと思うんです。もちろん、男の子も特撮ヒーローなどへの変身願望がきっとあって。
男の子なら格好良くとか怖く変身したい、女の子なら可愛く変身したい、そういうツボを押さえているなと。
——では、永井豪作品の共通した魅力として感じるものはありますか?浅沼:セクシーさは永井豪作品の魅力であり、それが永井節なのかなと思っています。例えば、『デビルマン』なら敵キャラがすごくセクシーで、ピカレスク・ロマンといいますか悪の妖艶さがあったり、『マジンガーZ』にもセクシーなロボットが出てきますよね。
それから、気を抜くとハッとさせられるようなバイオレンスが突然飛び込んでくることもあります。『Cutie Honey Universe』でも、わりと「こんな倒し方をしますか!」的なサプライズもあるんです。そこも永井先生らしさであり魅力だと思います。
——まさに「見ちゃいけないんじゃないか」と思うようなところですね。浅沼:そうですね。お色気と暴力という両方の意味での「見ちゃいけないんじゃないか」という部分です。障子の奥の鶴みたいなもので、見たくなりますからね(笑)。
——そういったことも含め、本作ならではの見どころをお聞かせ下さい。浅沼:やはり変身するごとに声が変わるのは今までになかった部分なので、そこに注目していただきたいです。声で言えば敵キャラのキャストも豪華で、この人が!? という方が続々とゲストで出てきます。
ハニー側も敵側も女性ばかりなので、女性声優に詳しい方はたまらない作品になるんじゃないでしょうか。
——それは楽しみです。浅沼:あと、若い世代にどこまで伝わるかわかりませんが、そこはかとない“昭和感”がいたるところににじみ出ているんです。
スケバンの直子周りのビジュアルとか、ところどころに出てくる言い回しがすごく昭和っぽくて、僕ら世代は面白いと思いますね。
ハニーの一番近くにいる一般人代表であることを意識——早見青児についてお聞きします。青児はシリーズによって設定が変わりますが、今回はどのようなキャラクターで、どのように演じられたのでしょうか?浅沼:今回はハニーと一緒に戦っている立場でハニーを支えようとしています。でも、どこか頼りない部分もあるんです。ハニーは自分で何でも出来ちゃうスーパーガールですからね。演じる上では大きな声で叫ぶ熱血タイプでありつつ、ハニーより前に出ないように心がけています。
一方で、「自分が好きなものや愛しているものは俺が守らなきゃ」という男が持ってしかるべき感情の持ち主なので、そこは頼りないながらも出していきたいと思って演じています。
あと、(ハニーの父である)如月博士を演じているのが初代の青児を演じられていた森功至さんなので、森さんの前で青児を演じるという恐ろしさも鑑みていだきたいです(笑)。
——格好良いビジュアルと三枚目なところのギャップはありますね。浅沼:とはいえ、ギャグアニメではないですから。僕はギャグアニメに出る時は、ブースの向こう側のスタッフさんたちが最初のお客さんだと思って、彼らや共演者が笑ったら正解だと思うようにしていて。
許していただける範囲でのアドリブをしたり、想像されているのと違う喋り方をしてみたりと、たとえそのキャラから少し逸脱しても面白さを優先しているんですね。
でも、この作品はギャグシーンも多いですけど、やっぱりハニーの活躍が一番芯にあるので、余計なスパイスにならないように“青児がやるコミカルさ”を意識しています。
ただ、青児のお父さんと弟がなかなかアレなので(笑)、2人を立たせるためには、青児は一歩引いた方がいいと感じることもありました。
——盛りすぎにならないようにバランスを取っていると。浅沼:そうですね。戦いでハニーの足を引っ張ってはいけないし、物語においても邪魔にならないようにと思って。かといって、尻込みするとか端っこに座っていようという意味ではなくて……「カレーに福神漬けを大量に入れてはいけない」という感覚ですかね(笑)。皿が赤くなるまでは入れるなよと。
それでも、いないと寂しいと思ってもらえたらありがたいです。
——では、ハニーとの掛け合いで意識している点はありますか?浅沼:気をつけなきゃいけないのが、やっぱり変身して声優さんが変わるとこちらも構えちゃうというか、別のキャラとして扱いたくなっちゃうんです。
でも、青児からしたら「みんな如月ハニーが変化した姿なんだ」というのは心がけて演じなきゃと思っています。
——距離感を変えない、ということですか?浅沼:作戦上「ハニーではない」と周りに思わせなきゃいけない時は距離感を出しますし、アイドルハニーやミスティーハニーに対して格好いいとか可愛いという感情が瞬間的に出ることはあります。
でも、やっぱり「1人のハニーである」ということを青児が忘れちゃいけないなと。
それから、僕も台本をもらった分しかストーリーを知らないのですが、とある重要人物の秘密に青児はいつ気づくのかなと思っています。青児が「ん?」という顔をしている時に、果たして(秘密を)わかっているのか、それとも何もわかっていないのか。
彼は完璧で格好いいヒーローではないので、どっちなんだろうと考えるところはありますね。
——視聴者はわかっていますからね。浅沼:そうなんです。堀江由衣さんが演じる秋夏子や青児は言うならば“一般人”なので、一般人の目線にどれだけなれるかなんですよ。もちろん学園にもPCIS側にもキャラクターがいますけど、2人はハニーの一番近くにいる一般人代表という立場だと思うんです。
なので、どこまでその立場でいられるのか、さじ加減を考えながらやろうと心がけています。
——そんな青児のことを、男から見て格好いいと思うところはどこですか?浅沼:とにかく仕事熱心なところです。あと、ハニーはアンドロイドだから人間である僕らなんかより強いし……となってもおかしくないのに、「僕が先に行く」とか「ハニーを守る」というのを捨てないところも格好いいなと思います。
古い考えなのかもしれないですけど、姿形はどうであれ、やっぱり女の子は守るべき存在であるというのを、ちゃんと大事にしているのはすごく格好いいですよね。
——ハニーに対して恋心もあるのでしょうか? これまでのテレビシリーズでは最終的に結ばれていますが……。浅沼:どうなるか聞いていないですけど、僕の感覚ではなさそうな匂いがしますね(笑)。というのも、青児ではなく、別のところに歪んだ恋心が描かれていて、それが強すぎるんですよ。青児のハニーに対する気持ちとかがぼやけるぐらい、歪んだ恋が存在してるので。
堀江由衣さんをムードメーカーに和気あいあいとした現場——アフレコ現場の雰囲気について教えて下さい。浅沼:現場は和気あいあいで、みんな笑っていますね。「何だ、この展開!」「誰々ひどいよね」とか。面白い言い回しのセリフや、先ほどいったような昭和感のあるところで笑っていたり、すごく楽しんでいます。
——とてもいい雰囲気なのですね。浅沼:あと、女性が多いのでお菓子の差し入れが結構あるんですよ。「どうぞ、女子から先に食べて下さい」と言うと、堀江さんが率先して「(お菓子は)何々味と何々味と何々味がありますよ」みたいに仕切る係になります(笑)。お菓子奉行ですね。
先日もいろいろな味のお菓子があって、「被らないように、一斉に(味を)言ってみます?」と急にお菓子選びをゲーム化したり(笑)。しかも、女性陣はたくさんいるのに被らなかったんですよ。男性は4人なのに2、2で被るというオチがつきましたけど……。
そうやって毎回盛り上げてくれるムードメーカーが堀江さんですね。
——坂本真綾さんがハニーを演じるのも注目されるところです。そちらについてはいかがですか?浅沼:真綾さん本人は「私はセクシーじゃないから」とか「可愛くできるかな……」ってよく言うんですけど、ブースの中のすべてが納得の芝居だと思って見ています。敵にセクシーなキャラが多いので、敵を演じる方がハニーのセリフを読んだりすると「私よりセクシーだからやめて〜!」って冗談で言うんです。
でも、ハニーの魅力って可愛いとかセクシーなだけでなく、どこか凛としている部分だと思うので、それは真綾さんにピッタリだなと思っています。
——先ほど作品の見どころとしてセクシーなシーンの話もありましたが、変身シーンについてはいかがですか?浅沼:結構派手ですね。”いったいどれだけ「ハニーフラッシュ!」と言うのかクイズ”が出来るぐらい、いっぱい変身しますし(笑)。変身シーンもそうですが、戦い方もユニークで、シンボルマークみたいにハートがいっぱい出てくる戦い方もあるので、ぜひ注目してもらいたいです。
——ちなみに、変身シーンでは浅沼さんはどこに目がいってしまいますか?浅沼:あまり気にしないですけど……あえて言うなら髪ですかね(笑)。変身前は髪が長くて、変身するときにぶわーっと短くなるので。セクシーうんぬんは置いといて、魔法少女もそうですし戦隊ヒーローも仮面ライダーもそうですが、どういうアクションで変身するのかは見ちゃうところですよね。そこは『Cutie Honey Universe』でも期待していいところだと思います。
——最後にメッセージをお願いします。浅沼:こうした形でまた永井先生の作品に携われて光栄です。『Cutie Honey Universe 』は本当に七変化と言うぐらい、いや7つどころじゃなく注目するポイントがたくさんあります。
可愛かったり綺麗だったり……いろんなタイプの女性が出てきます。そういった意味でも見所たくさんの作品だと思います。ご自身なりの楽しみ方を見つけて、楽しんでいただけたら幸いです。よろしくお願いします。
[取材・文・写真/千葉研一]
作品情報
TVアニメ「Cutie Honey Universe」
<放送情報>
・AT-X:4月8日スタート 毎週日曜21:00〜
・TOKYO MX1:4月9日スタート 毎週月曜19:00〜
・J:COMテレビ:4月10日スタート 毎週火曜22:30〜    
・とちぎテレビ:4月10日スタート 毎週火曜23:00〜
・BS-11:4月11日スタート 毎週水曜25:00〜
・群馬テレビ:5月29日スタート 毎週火曜19:00〜
※放送日が変更になる場合がございます。
<STORY>
如月ハニーは聖チャペル学園に通っている女子高生だが、その正体は天才科学者・如月博士によって生み出された美少女アンドロイド・愛の戦士キューティーハニーである。ハニーは謎の秘密結社 パンサークローを捕まえるべく、対パンサークロー捜査官とともに行動する。しかしパンサークローの幹部であるシスタージルが偽名を使い潜入。ハニーは敵であることを知らず、シスタージルを純粋に信じ続けるが……
<STAFF>
原作:永井豪「キューティーハニー」
監督:横山彰利
シリーズ構成・脚本:高橋ナツコ
キャラクターデザイン:井関修一
副監督:若林厚史
色彩設計:渡辺亜紀
美術監督・美術設計:柴田 聡
撮影監督:山根裕二郎
音響監督:なかの とおる
録音調整:菊地一之
音響効果:今野康之
音響制作:ポニーキャニオンエンタープライズ
音楽:中山真斗(F.M.F)
音楽プロデューサー:磯山 敦
音楽制作:エグジットチューンズ
アニメーション制作:プロダクションリード
オープニングテーマ
A応P「愛がなくちゃ戦えない」
エンディングテーマ
luz「SISTER」
<CAST>
如月ハニー/キューティーハニー:坂本真綾
ハリケーンハニー:内田真礼
フラッシュハニー:???
ファンシーハニー:???
ミスティーハニー:???
アイドルハニー:???
(※黒沢ともよ・田村ゆかり・花澤香菜・三森すずこのいずれか)
秋夏子:堀江由衣
早見青児:浅沼晋太郎
シスタージル:田中敦子
タランチュラパンサ—:釘宮理恵
いぼ痔小五郎:居島一平
手寅あけび:田辺留依
我目モモ実:広瀬ゆうき(A応P)
早見順平:寺崎裕美
早見団兵衛:富田耕生
直子:朴璐美
常似ミハル:小林ゆう
アルフォンヌ:白石稔
ポチ校長夫人:内藤玲
如月博士:森功至
http://cutiehoney-u.com (TVアニメ「Cutie Honey Universe」公式サイト)
https://twitter.com/CutieHoney_U (TVアニメ「Cutie Honey Universe」公式ツイッター(@CutieHoney_U))

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