風間俊介、足立紳監督の“手メモ”をバラす 完璧なダメ男ぶりを褒められ複雑 モデルは監督で「言葉がカウンターのように効いてくる」
2025年4月14日(月)20時15分 オリコン
足立紳監督の“手メモ”をバラした風間俊介(右) (C)ORICON NewS inc.
風間が演じた豪太は足立監督がモデルに。のれんに腕押し、糠に釘的なキャラクターについて風間は「監督に『こうやったらいいですか?』とは、そんなに聞かなくて。本当に監督の一挙手一投足を見ながら、師匠から目で盗むみたいなところがあった」と役作りを語った。そして「本当に『ここだな』というところがあるんです。舞台あいさつがあるので、監督は絶対に忘れちゃいけないことを、手にメモ書きをしてるんです。こういうところとかをすごく観察して『豪太ってこういうところあるよな』って。監督がすごくかわいいなと思うのが、先ほどからずっと後ろに手を組んでお話になってたんです。ちょっとでも隠そうとされてたんですよ」とバラして笑わせた。
足立監督は「風間さんの豪太が僕の想像の上を行くダメな感じで。あまり見たことのないダメな感じになってるなと思って。そこが何度見てもおかしくて。回を重ねていくうちに、ダメさが愛おしくなってきてしまった」と絶賛。それを受けて風間は「ダメさ加減を褒められるのは、そうそうない経験だなと。うれしく思います」としながらも「監督がダメさを褒めてくれればくれるほど、さっきの監督をお手本にしましたという言葉がカウンターのように効いてくるなと思って…。どう処理したものかと今思っております」と苦笑いを浮かべていた。
テレビ大阪制作「真夜中ドラマ枠」で放送の同作は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本などを手がけた、足立紳監督が自身の“ほぼ実録”小説を、自ら実写化。脚本家の42歳・柳田豪太(風間)と妻・チカ(MEGUMI)の夜の営みをめぐる攻防戦を描く。豪太はチカと「したい」が、「するかバカ」と罵倒され、不登校気味の息子・太郎(嶋田鉄太)もいて…というストーリー。ダメ夫豪太と恐妻チカとのやりとりがSNSで話題となり、TVerテレビの総再生回数は、テレビ大阪制作ドラマ史上最高に。未公開シーンを含む足立監督によるディレクターズカット版『劇場版 それでも俺は、妻としたい』として公開することとなった。