木嶋佳苗と麻原彰晃 「騙し方がよく似ている」と作家が指摘

4月14日(土)7時0分 NEWSポストセブン

 連続不審死事件で約100日に及ぶ法廷劇の末に、死刑判決をいい渡された木嶋佳苗被告(37才)。


 ベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』(徳間書店刊)などの著書がある作家の真梨幸子さんは、若いころにキャッチセールスに騙された経験からこう語る。 「あまりにも自信満々で嘘をつかれると、人は弱い。催眠状態になり、洗脳されてしまう。そしていったん騙されると後戻りができない。私の場合も、明らかに詐欺だと思いながらも、親には『これはすごい化粧品なんだよ』と正当化してしまった。体面を気にして、自分は被害者だと認めたくないんです。


 木嶋被告の被害者たちも、途中で“騙されている”と感じながらも、“彼女は素晴らしい女性なんだ”と自己正当化し、ハマっていったのではないでしょうか」


 2009年8月に死亡した大出嘉之さん(享年41)の母親の法廷での証言によれば、大出さんは木嶋被告について、


「彼女は太っててね。美人は3日で飽きるけどブスは慣れるし、まあいっか」


 などと語っていたという。真梨さんによれば、それは大出さんのプライドが高い証拠で、プライドが高い人ほど、自分が騙されていることに気がつきにくいという。


「まさか自分が騙されているとは思わないので、止めようとする家族や友人のほうを“バカなやつだ”と思うようになってしまうんです。


 オウム真理教事件を引き起こした麻原彰晃(松本智津夫死刑囚)も容姿が良いとはいい難く、いっていることは荒唐無稽。にもかかわらず、信者には一流大学出身の若者が多く、つまり頭のいいエリートまで騙されました。木嶋被告と麻原彰晃は、騙す相手の選び方や騙し方がよく似ています」(真梨さん)


 さらに真梨さんは、木嶋被告の居直り方は、万引で捕まった主婦によく似ているとも話す。


「過去に、万引している主婦を何度か見たことがありますが、みんな“置いてあるものをとって何が悪い”と堂々としているんです。木嶋被告のように脳内で“完全な自分”が完結しているから、正々堂々とやってしまう。万引も“万引じゃない”となってしまうんでしょう」


※女性セブン2012年4月26日号

NEWSポストセブン

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