「続・続・最後から二番目の恋」コロナ禍の和平と千明に初回からファン涙、涙「心に刺さる」「壁越しの...」
2025年4月14日(月)22時9分 スポーツニッポン
小泉今日子(59)と中井貴一(63)が主演するフジテレビの人気シリーズ「最後から二番目の恋」のシリーズ3作目「続・続・最後から二番目の恋」(月曜後9・00)が14日に初回の放送を迎えた。前2作は「木10」枠だったが、今作は「月9」枠での11年ぶり復活。定年を迎えた和平(中井貴一)の長倉家と60歳を目前に控えた吉野千明(小泉今日子)の物語が再び始まり、第1話から話題を呼んだ。
同作は2012年に第1作が放送。神奈川県鎌倉市を舞台に、壮年期を迎えた敏腕テレビ局プロデューサー(小泉)と市役所職員(中井)の恋愛コメディー。最終回の平均世帯視聴率は13.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。その後、特別ドラマを挟み14年に続編を放送。当時は“2人合わせて100歳”という設定だったが、今回は前作から11年後の“アラ還”2人が織りなす物語となる。
<以下、ネタバレあり>
第1話から“あの”風景が帰ってきた。朝から鎌倉の古民家カフェ「ナガクラ」で、店長で和平の弟(長倉家の次男)の真平(坂口憲二)、和平の亡き妻との娘・えりな(白本彩奈)が働いている。そこに集まってくる和平や千明。さらに千明専属脚本家で、和平の妹(長倉家の次女)・万理子(内田有紀)に、専業主婦でどこか退屈な毎日を過ごす、和平の妹(長倉家の長女)・水谷典子(飯島直子)の姿もあり、変わらぬ日常を過ごしていた。そんな2025年。「価値観のアップデート」「コンプライアンス」など、移り変わる常識の前で立ち尽くす大人たちの前に、「生老病死」の現実がやってくる。「自分が古いんだか、新しいんだかよくわからない」。途方に暮れる、千明と和平。その二人の前に、予期せぬ「出会い」が訪れようと…という展開だった。
そして、物語からさかのぼること5年。2020年に“世界が一変”したコロナ禍の“長倉家”も描かれた。和平と万理子、そしてショートカットのえりなが住む長倉家、双子が生まれた真平家、典子家、そして隣に住む千明家の4家族がリモートで近況報告。リアルな2020年の世界が表現された。そんな中、新型コロナに感染し恐怖と孤独を感じて弱気な言葉を吐露する千明に壁を隔てて話しかける和平。「どんな形であれ、ずーっと一緒に生きていくんでしょ」「早く元気になってください。治ってコロナが収束したら何したいですか?」(和平)。コロナ禍が明けたら「長倉和平を木っ端みじんに論破する」(千明)。千明にとって和平は、かけがえのない存在になっていた——。
前作から11年の間に、現実にあった新型コロナウイルスのパンデミック。緊急事態宣言、不要不急の外出禁止、誰とも接触しない長い自宅療養…リアルなコロナ禍の和平と千明のやりとりや描写にSNS上では「千明のコロナ禍の不安…心に刺さる」「和平と千明の壁越しの会話…涙が止まらない」「リモート4画面、マスク、アルコール消毒…5年前かあ…」「コロナの世界でも笑い合う二人に涙…」「感染したと聞いてすぐに隣の家に駆けだす万理子…千明への愛は変わらずで感動」「やっぱりこの2人の会話は最高です!」などの声が寄せられた。