世界的ファッションデザイナー 三姉妹の実家公開 奥に意外すぎる施設「ややこしい名前やけど...」

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　世界的ファッションデザイナーのコシノミチコさん（82）が、15日放送のテレビ朝日系「プラチナファミリー」（後7・00）に出演し、大阪の実家を公開した。

　長女ヒロコさん、次女ジュンコさん、そして三女のミチコさんと、三姉妹そろって世界的ファッションデザイナー。さらに3人を育てた母の小篠綾子さんは、NHK連続テレビ小説「カーネーション」のヒロインのモデルにもなっており、まさに“プラチナファミリー”でもある。

　一家がかつて一つ屋根の下で暮らしていたのが、綾子さんの出身地でも大阪府岸和田市。ロンドン在住のミチコさんは、岸和田の象徴ともいえるだんじり祭が行われる9月には毎年、帰阪するという。

　父は太平洋戦争で召集され、戦地で帰らぬ人に。母・綾子さんは女手一つで三姉妹を育てながら、この街で洋裁店を開いた。実家は山車も通る商店街のど真ん中で、今は1階を食堂に改装。2階は綾子さんや三姉妹の写真や記念の品などが飾られた記念館になっている。また、綾子さんがL字形に増築した隣の建物が、居住空間として使われている。

　ミチコさんは「お母ちゃんがこの家を造って」と説明。「お母ちゃんに、ヒロコ姉ちゃんが言うた。“ええ年してそんなビル建てるの、やめとき？そんなの大変やで？”って。（母は）“あんたらがお金払うねん”って。私らが払った」と笑って打ち明けていた。

　エレベーターで2階に上がると、奥にはミチコさんお気に入りの空間があるという。まずは飲み友達が集まるプライベートバー。ミチコさん自らリノベーションし、くつろげる空間　に仕上げたという。

　さらに、その先には意外な施設があった。「ややこしい名前やけど、“コシノリゾート”」。掲げられたプレートを示し、「ここがアコモデーション（宿泊施設）ですわ」と説明した。もともとは綾子さんの寝室だった場所で、こちらもミチコさんがカプセル風ホテルにリノベーションした。2段になった押し入れが、ちょうどカプセルルームのベッドのようになっている。黒を基調にしつつも、鴨居に和風な木彫りのアクセントがあしらわれており、センスあふれる一室となっている。

　スタッフから「本当にカプセルホテルみたいですね」と評されると、ミチコさんは「コシノリゾートって言って」と訂正し、笑わせていた。