名古屋の老舗劇場 チケット完売でも空席だらけの怪現象

4月16日(火)7時0分 NEWSポストセブン

大御所も困惑?(時事通信フォト)

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 1897年に開業した、名古屋を代表する老舗劇場・御園座(みそのざ)。五木ひろし舟木一夫石川さゆりに愛されたこの劇場は、2013年に経営難で閉館したが、昨年4月1日に再オープン。新装開場から1年を迎えた今年4月1日からは片岡愛之助の出演する歌舞伎の人気演目『南総里見八犬伝』がスタートし、大いに賑わっている。


 しかし今、そんな御園座で新たな問題が発生しているという。


「ほとんどの公演が売り切れなのですが、劇場に行ってみると空席だらけなんです。五木ひろしさんの舞台や、市川猿之助さん主演の『ワンピース歌舞伎』なんかは典型で、いつもチケットは争奪戦ですが、実際には前方の良席のほとんどが空席というケースも珍しくありません」(常連客)


 なぜなのか。


「チケットの売れ残りを避けるため、運営会社が自分たちでチケットを大量購入し、企業や関係者に配っていることが原因です。新装開場後は、空席を作らないように自腹でチケットを配ってきましたが、配られた側も予定を合わせて行ける人ばかりではない」(劇場関係者)


 御園座に聞いたところ、こう回答した。


「企業や出演者の関係者にお配りするチケットで、利用されずに戻ってくる分について、一般向けの再販売が間に合わないケースがあることは事実です。これは近くチケットサイトとも協力して、改善していきます」(御園座代表・宮崎敏明氏)


「見たい人が見られる」仕組みが望まれる。


※週刊ポスト2019年4月26日号

NEWSポストセブン

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