米ダルトン フジメディアHD取締役提案の理由は「日枝体制の残滓を一掃」 STARTO社福田代表ら

2025年4月16日(水)17時13分 スポーツニッポン

 フジテレビの問題を巡ってフジ・メディア・ホールディングス(HD)の大株主の米投資会社ダルトン・インベストメンツは16日、同社の公式ホームページで、フジ・メディアHDにあてた4月16日付の「株主提案書」を公開した。

 スポニチ本紙既報通り、経営陣の刷新を求めて6月下旬の定時株主総会で提案する取締役候補の12人が掲載されている。リストには、大手芸能プロダクションで旧ジャニーズ事務所のタレントを引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT」の福田淳代表取締役、金融大手SBIホールディングス代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏が入っていることが正式に発表された。

 「株主提案書」の中で提案の理由についても記した。「1980年当時42歳で編成局長だった日枝久氏が掲げた“楽しくなければテレビじゃない”のキャッチフレーズで、全日・プライム・ゴールデン三冠を達成したフジテレビの黄金期。テレビに“イノベーションを起こす”という情熱にあふれた時代でした」と振り返った上で、「あれから40年に亘る日枝氏の長期政権が続き、フジテレビは衰退していきました。2024年の視聴率は、テレビ朝日、日本テレビ、TBSに置き去りにされており、その低迷ぶりは際立っています」と断言した。

 「今、ようやく日枝体制が終焉を迎え、フジテレビは生まれ変わるチャンスを得ました」とし、「私たち当社フジ・メディア・ホールディングスの株主は、日枝体制の残滓(ざんし)を一掃し、フジテレビの大改革を力強く推進する経営者たちを当社に送りたいと思います」と記した。

 

スポーツニッポン

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