ワインスタイン、ライカーズ刑務所からNYの病院への移送を模索する
2025年4月17日(木)18時0分 クランクイン!
Varietyによると、ワインスタインの弁護士は、彼ががんをはじめとする深刻な疾患を患っているにも関わらず、適切な治療や投薬を受けることが叶わず、また不健康で異様な体重増加がみられるうえに、清潔な衣服も与えられず寒さに耐えていると主張。
市当局に訴えてきたが、改善措置が取られていないと述べ、健康状態が著しく損なわれたうえに裁判のストレスが重なり、合併症が懸念され、死の危険すらあると訴え、刑事裁判の間、ベルビュー病院に収容するよう求めたそうだ。
ワインスタインは2017年、俳優のアシュレイ・ジャッドらが実名を出したThe New Times紙の告発記事に端を発し、数々のセクハラ疑惑が発覚。2020年にニューヨークで2人の女性に対する性的暴行などの罪で有罪判決を受けた。しかし、2024年4月に判決が覆り、23年の服役を命ずる一審判決を破棄。再審が認められ、現地時間4月15日に、再審裁判の陪審員選考が始まった。
ライカーズ刑務所で服務中のワインスタインは、2024年に骨髄がんと診断。ベルビュー病院で、がんに加え、白血病、糖尿病、冠動脈疾患、睡眠時無呼吸症の治療を受けており、昨年9月には 緊急心臓手術を受けている。なおワインスタインは、刑務所内で不当な扱いを受けたとして、ニューヨーク市と関連機関を相手取り、訴訟を起こしているそうだ。