「雁木王」深浦九段 王将戦1次予選で森内九段に雁木で勝利 4月からEテレで雁木講座

2025年4月17日(木)20時25分 スポーツニッポン

 藤井聡太王将(22)=7冠=への挑戦を目指すALSOK杯第75期王将戦(スポニチ特別協力)の1次予選が17日、東京・将棋会館で指され、深浦康市九段(53)が森内俊之九段(54)に138手で勝利した。深浦は準決勝に進出し、次戦で松尾歩八段(45)と対戦する。

 深浦は現在、NHK・Eテレ「将棋フォーカス」(日曜前10・00)に講師で出演中。近年流行する雁木(がんぎ)について「雁木王」として講座を担当する。

 この日の戦型は先手・森内の矢倉に対してまさにその雁木。銀桂交換から先に駒得になったが手放した角を成り込まれ、劣勢に陥る場面もあった。

 それでも角を奪い返し、88手目△1四角の端角による王手。形勢を引き寄せて、同じ羽生世代の元王将相手に「雁木王」の面目を保った。森内が▲7三角成として9二の深浦王へ必至をかけた117手目、1分将棋の深浦は△6八馬から連続王手で迫り、即詰みに打ち取った。2期ぶりの2次予選進出へ前進した。

スポーツニッポン

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