俳優の板垣瑞生さん死去 24歳 つづっていた事務所退所の経緯「前事務所の皆様のお心遣いに非常に感謝」
2025年4月17日(木)15時14分 スポーツニッポン
俳優の板垣瑞生(いたがき・みずき)さんのインスタグラムが17日更新され、板垣さんの家族が「板垣瑞生が不慮の事故により逝去いたしました」と報告した。24歳だった。
板垣さんは小学5年時にスカウトされ、芸能界入り。整ったルックスで人気を集め、2014年に映画「闇金ウシジマくん Part2」で映画デビュー。NHK大河ドラマ「花燃ゆ」(15年)、「麒麟がくる」(20年)にも出演した。
昨年3月に所属事務所を退所。板垣さんの公式SNSや所属事務所公式サイトのプロフィルページが突然削除され、公式ファンクラブも突然閉鎖が伝えられた。理由は明らかにされていなかったが、その後、自身のSNSで「心身の回復のための長期療養」していたと明かした。
昨年11月29日のインスタグラムの投稿では、事務所退所についてさまざまな憶測が広がったことから、その経緯を1000文字超の長文で説明。1月ごろに体調を崩して不眠や拒食等の症状が出たことや3月には症状が悪化し、「突発的に“俳優を辞めてアーティストになろう”と考えてしまい、前事務所に対して事務所の退所と俳優を辞めることを申し入れ、更に俳優を辞める覚悟を見せようと勝手に考え、前事務所になんの相談もなく髪の毛を坊主にしてしまうなどの行動をとってしまった」などと赤裸々に告白した。
事務所には既に退所の意向を示していたといい、日程などを協議していたものの、「突然坊主にしてしまったことやその時の私自身の状況も鑑みて、残っている様々なイベント等の仕事を実行できる状態にないとご判断頂き、そのまま事務所を退所する運びになりました」と退所に至った経緯を記した。
また、退所から数日後に入院し、約1カ月の入院生活を経て4月に退院。改めて前事務所にあいさつ、謝罪に行った際には「前事務所の皆様からは前にも書かせて頂いた通り“応援してるよ”というお言葉を頂きました」と振り返り、「前事務所様の退所発表の方法に関しましては、精神的な病で不安定な状態に陥ってしまい、挙句入院してしまっていた私の当時の状況も考慮して頂いた上での発表方法だったのではないかと私自身は考えており、その点におきましても前事務所の皆様のお心遣いに非常に感謝致しております」と円満退所を強調し、感謝の思いをつづっていた。