フジHD金光社長 取締役人事案について「さらに検討を加えて良い案を出したい」
2025年4月17日（木）18時22分 スポーツニッポン
フジ・メディア・ホールディングス（HD）の金光修社長（70）が17日、都内で取材対応し、この日会見を行った金融大手SBIホールディングス代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏について言及した。
フジテレビの問題を巡っては、米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが16日、同局の親会社フジ・メディアHDに12人の社外取締役の選任を求める株主提案を送付したと発表した。ダルトンが選任した新たな取締役候補は12人。当初から名前が挙がっていたSBIホールディングスの北尾吉孝氏を筆頭に、さまざまな経歴の人物を集めた。
北尾氏は「第三者委員会の報告書を見て、これではフジもガタガタになるだろうなと。なんとかしないといけない」と発言。経営改善に向けて、「意識改革」「人事・組織改革」「ビジネスモデル改革」を挙げ、「3つの改革が必要」と訴えた。「人事・組織改革」の中で、「FMHが発表した役員体制は不十分だと思います」と指摘した。
金光氏は会社側の取締役人事案について「あの時点における最善の役員案を出したつもりです。さらに検討を加えて良い案を出していきたい」とした。
