歌舞伎座「四月大歌舞伎」公演 19日昼の部から通常通り再開 14日からの休演中に座席の安全性を確認
2025年4月17日(木)17時12分 スポーツニッポン
松竹は17日、中止となっていた歌舞伎座の「四月大歌舞伎」を19日昼の部から通常どおり公演を再開すると発表した。不具合が生じていた一部の座席を含め、すべての客席の安全性が確認されたという。
松竹によると、歌舞伎座は2013年4月の新開場以来10年以上が経過し、座席部材の一部に経年劣化による性能低下の現象が確認されていた。休演中にすべての客席の当該部材を新品に交換し、再点検を行った結果、安全性が確認できたため、19日からの公演再開を決定したという。
松竹は14日に「客席の椅子に不具合が発生した」と発表。上演中の「四月大歌舞伎」の公演を一定期間中止し、「お客さまの安全に万全を期するため、全席にわたる点検作業を行うことといたしました」としていた。
そして「ご来場予定のお客さまをはじめ、関係各方面の皆さまに多大なご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪した。公演の再開めどや設備の状況については18日までに追って知らせるとしていた。