『亜人』は佐藤 健と綾野 剛のラブストーリー!? 本広克行監督が明かす撮影秘話

4月18日(水)18時15分 クランクイン!

『亜人』本広克行監督が明かす撮影秘話 クランクイン!

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 佐藤 健、綾野 剛ら豪華キャストが集結し、桜井画門の大人気コミックを実写化した映画『亜人』。劇場公開時の興奮冷めやらぬ中、早くもBlu‐ray&DVDが発売となった。命を落としてもすぐに再生する亜人たちの激闘を、『るろうに剣心』のアクション・チームと驚異の最新VFXを駆使して描き出した本作、かつてない迫力映像の根底に流れる物語の真髄とは?メガホンを取った本広克行監督に改めて振り返っていただいた。 ある日、亜人であることが発覚し、国家から追われる立場になった研修医の永井 圭(佐藤)。一方、自分たちをモルモットにした人類に敵意をむき出す亜人テロリストの佐藤(綾野)。“目的”の違いから2人は敵対関係となるが、不死身の亜人同士、それぞれの思いを抱えながら、終わりのない無限ループの戦いに突入する。「原作のグロテスクな描写を削ぎ落とし、亜人の“苦悩”を表現したい」という考えのもと、このプロジェクトをスタートさせたという本広監督。「冒頭の亜人研究所を舞台にしたシーンで、健くんと綾野くんの対立をうまく表現できたことで、この映画を着地させることができた」と述懐する。

 ところが、今、改めて本作を観直してみると、「2人のラブストーリーのようにもみえる」という本広監督。「健くんに昔の自分を重ね合わせた綾野くんが、彼を仲間に引き入れようと必死に口説きますが、迷いながらも健くんに拒まれてしまう。完全に綾野くんのひとりよがり、女子目線で観たら大失恋なんですよね。結局、振られたことが引き金となって、ラストの対決に向かって大バトルを繰り広げることになるわけですから」と持論を展開する。

 さらに後半、綾野と同等のパワーを持った佐藤が、彼を敵対する理由について「あんたが嫌いなだけなんだよ!」と吐き捨てるシーンがある。これを聞いた綾野の表情は、確かに“恋”に破れた男の哀愁に満ちていた。「なるほど、この映画は2人の恋愛にも似た感情を描いているんだなと、改めて気づきましたね。あのシーンの綾野くんは本当に切ない表情をしている。本人も凄く大事に演じていたので、ぜひチェックしていただきたい」と見どころポイントに挙げた。 また、2人のプロ意識にも驚かされたという本広監督。「プライベートでも仲がいいので、こちらは一切、間を取り持つ必要がなかったですね。撮影中は2人で考えたアイデアをよく提案してくれたんですが、これがまた、意表をつくものばかりで凄くいいんですよ」と感嘆する。「常に観客の目線に立ちながら、“自分の役はなぜこの動きをするのか、なぜこういう行動原理になるのか”ということをよく語り合っていましたね。健くんは、編集にも的確な意見を出してくれましたし、血の涙を流すシーンは綾野くんのアイデアです。その熱量には頭が下がりました」と手放しで絶賛。

 そして、話題となった佐藤と綾野の鋼(はがね)のような肉体美競演。アスリート並みの身体能力で、かつてない新感覚アクションにも挑戦した2人の勇姿に、心から魅せられたという本広監督。「綾野くんは別の作品で体を鍛え抜いていたので、そのまま現場に入ってもらったんですが、健くんには、肉体改造を強要したくなかったので“もしかして脱ぐかもしれない”とだけ伝えておいたんです」と含み笑い。「内心、“健くん、どうするのかな?”って気になっていたんですが、さすがプロ!脱いだら腹筋バキバキ、物凄い体になっていました」とストイックな役作りに本広監督も驚いたという。

 主演の佐藤、綾野らを筆頭にキャスト、スタッフ全員が自身の仕事を全うし、「実にスマートな現場だった」と振り返る本広監督。「僕にとっては出来過ぎた作品、まさに優等生ですね」と、最後は満面の笑みを浮かべながら、本作への思いを締めくくった。(取材・文・写真:坂田正樹)

 映画『亜人』のBlu‐ray&DVDは、4月18日(水)より発売。Blu-ray&DVDレンタル中。

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