アイドルから女優へ。「リーナ」から「璃奈」へ。この春、最注目の美少女・小山璃奈「自分と違うキャラクターだからこそ、王道のヒロインを演じてみたい」

4月18日(日)20時15分 週プレNEWS


昨年11月に約5年間在籍した「マジカル・パンチライン」を卒業。

そして、3月に高校も卒業して、いよいよ女優活動を本格化した小山リーナ改め、小山璃奈が4月19日(月)発売の『週刊プレイボーイ18号』で表紙&巻頭グラビアに登場。

アイドルの記憶と改名、グラビアにかける思いを語る。

【画像】新たなスタートを切った小山璃奈のグラビア

■アイドルは青春、成長の場所だった

女優、小山璃奈。彼女のインスタグラムをさかのぼると、初投稿は高校に入学したばかりの2018年、春だった。初々しい制服姿に満開の桜。まだ幼さの残る笑顔からは、高校生活が始まるトキメキが感じられる。

時は流れ、今年の春に高校を卒業した。それに先駆けて、中学2年生から約5年間在籍していたアイドルグループ「マジカル・パンチライン」(通称マジパン)を昨年11月に卒業。進路を女優に定め、また別の始まりを迎えようとしていた。

東京の桜が咲き始めた3月某日。女優人生が始まるタイミングと桜の開花が、あのインスタの投稿と重なった。新たなスタートを切る彼女を撮っておきたい。ロケ場所を多摩川の河川敷に定めて、半ば衝動的に、カメラマンの岡本武志と連れ立って撮影に向かった。

撮影前、集合場所の渋谷で衣装を買いに出た。おしゃれが好きな彼女は、「かわいい」と声をもらしながらいくつかの店を回る。気になった洋服を手に取ってじっくり吟味するものの、優柔不断なのか、試着もせずに1時間ほど行ったり来たりしていた。

しかし、1着のサロペットに目をつけると、先ほどまでの迷いが嘘だったかのようにトップスとサンダルを合わせて、あっという間にコーディネートは完成。ただの買い物のひとコマだが、遠慮がちながらも、しっかりとした意志とこだわりを持つ性格が垣間見えた気がした。

昼食を挟んで、多摩川の撮影スポットに到着し、撮影が始まった。すると、先ほどまで買い物に迷っていた少女はどこへ行ったのか、放たれるオーラが一変。春の日差しを直に受けながら、強い眼差(まなざ)しでカメラを見つめている。途中、衣装を薄手のワンピースに着替えた。

夕方になり気温が下がっても、そのキリッとした表情は変わらないまま。弱音ひとつ吐かない気丈さに驚いた。インタビュー中、思ったままを彼女に伝えると、また年頃の女のコらしい笑顔に戻って、にこやかに話してくれた。

「撮影中は、自然と強い気持ちになれます。もちろん『まぶしい』とか『寒い』と感じることもあるんですけど、それを表情に出したくなくて。ちょっとした意地ですね。アイドル時代も、みんなが寒そうな顔をしているなか、私だけ平気な顔をしていることがありました。やっぱり、いい表情を撮ってもらいたいじゃないですか。そのためには気持ちが大事だと思うので、どれだけ寒くても『寒い』と言わないように意識しています。

今思うと、子供の頃から我慢強い性格でした。お母さんと買い物に行ったとき、靴ずれで足が痛くなっても、絶対に『痛い』って言わなかったんですよ。家に帰ると足が血まみれで、『大丈夫なの!?』ってビックリされたんですけど(笑)。『痛い』と言葉にしても痛みがなくなるわけじゃないですし、疲れたときにネガティブな発言をすると、よけいに疲れちゃいませんか? マイナスな言葉はなるべく発しないほうが前向きな気持ちでいられると思うんですよね。私なりのこだわりです」

明るい口ぶりと、前向きな言葉の数々。彼女と話していると、こちらもポジティブな気持ちになる。その明るさは、もともとの性格に加えて、マジパンのメンバーとして約5年間、アイドル活動をしてきたことも影響しているのかもしれない。アイドル人生を振り返り、彼女は言う。マジパンは青春であり、成長の場所だったと。

「当時は、毎日のようにCDのリリースイベントとライブのリハーサルがありました。学校もあったので、とにかく忙しい日々。それでも続けられたのは、ステージに立つことやファンの皆さんとお話しする時間が大好きだったからです。

とはいえ、活動中ずっと充実していたわけではありません。5人いたメンバーのうちのひとりが卒業したタイミングで、レーベルさんとの契約が終了し、1年ほど新曲のリリースができない時期があったんです。そのときは新しい衣装が作れなかったので、自分たちでステージ映(ば)えしそうな服を探し回りました。みんなで力を合わせなきゃいけないのに、意見がまとまらなくてぶつかり合うことも......。

私は性格がマイペースなので、一歩引いて聞き役に回ることが多かったです。もどかしさを感じることもありましたが、メンバーみんなで力を合わせられたのは大きな経験です。あらためて、今の私があるのはマジパンの存在があったからだと思います」

グループゆえの難しさ。みんなで協力し合える半面、意見が割れることもある。自分だけではどうにもならない問題に立ち向かいながらも、多忙を極めるアイドルは、相当な体力と精神力が必要だ。話を聞くと、彼女の遠慮がちな性格が浮かび上がり、ストレスを感じることはなかったのか、少し心配になった。

「落ち込むことはありましたけど、寝ると忘れちゃいますね(笑)。それに、他人の意見に流されたり、ちょっとのことで一喜一憂したりするタイプでもないので、メンタルは強いほうだと思います。

もしかしたら、趣味の料理をしている時間は無心になれるので、知らぬ間にストレス発散になっていたのかも。私、昔からものづくりが好きなんです。小学生の頃は小さな人形用に、木材でミニチュアの家具なんかを作っていましたし、最近はビーズで指輪を作るのにハマっています。指輪は簡単に作れるんですよ。気づいたら1日10個以上作ることもありますね。細かい作業に没頭している時間はやっぱり楽しいです。

振り返ると、趣味もお仕事も、やりたいことを全部やらせてもらえました。恵まれた環境にいたからこそ、多少の我慢も平気だったのかもしれません」

■「小山璃奈」として、1年目の目標とは?

アイドルと高校の卒業。そして、アイドル時代の「小山リーナ」という名前に別れを告げ、「小山璃奈(りな)」に改名することを発表した。今まで築き上げてきたものを手放して、新しい世界に飛び込む勇気。女優になるため、真っさらな状態から走り出すことを決めた、彼女の胸の内を聞いてみた。

「女優としては、ゼロからのスタートです。アイドル時代はメンバーやファンの皆さんに甘えてしまうこともありましたが、これからはひとりで活動していくことになるので、今までの環境とはガラッと変わります。だから心機一転、新しい気持ちで頑張っていくために、改名することを決めました。

『璃』という文字には、宝石を表す、という意味があります。これから女優として輝けるよう願いを込めて、事務所の方やお母さんと相談しながら自分でこの字を選びました。画数もちゃんと調べたんですよ。大人っぽくもかわいい名前で気に入っています。ただ、この名前でお仕事をするのはまだなので、改名した実感はありません(笑)。『小山璃奈』。名前に込めた願いのとおり、すてきな女優になれるよう頑張ります」

アイドルを卒業後、初仕事としてグラビアに挑戦した。その衣装合わせを兼ねたテスト撮影でまさに宝石のような輝きを見せ、現場のスタッフを驚かせた。結果、「誌面に載る予定はなかった写真」が8ページにわたって緊急掲載(3月15日発売号)。そして、今号の表紙を飾る沖縄ロケを経て、桜咲く多摩川での撮影が行なわれた。

「最初のテスト撮影はわからないことだらけでしたが、沖縄は2回目のグラビア撮影だったので、少しだけ表情を意識できた気がします。ロケの途中、サプライズで表紙に決まったことが告げられたんですよ。その直後に入った海は水温も低く、飛ばしていたドローンの風もあってとにかく寒かったんですけど、まったく苦になりませんでした。気合いの入った撮影になったと思います。

多摩川での撮影は私服でしたし、自然豊かな雰囲気が私の地元に似ていたので、気持ちもリラックスしていました。桜のほかにもいろいろな花に囲まれて、これから新しい活動が始まるんだと、春を感じる一日でしたね」

多摩川のラストシーン。沈みゆく太陽が、春空を鮮やかなオレンジ色に染めた。見事な夕景。それは、テスト撮影、沖縄ロケでも見られた絶景だった。天候をも味方につける強運。桜の木もまた、彼女の門出をお祝いするかのように、美しく咲き誇っていた。

「女優になりたいと思うようになったのは、ちょうど1年前くらいです。私はもともとモデルに憧れて芸能のお仕事を始めて、ご縁があってアイドルになりました。でも、活動を続けていくうちに、雑誌の専属モデルになる夢が忘れられず、モデルとしても女優としても活躍している先輩方を見て、女優の道も目指したいと思うようになって。それで、『このままアイドルを続けていていいのかな?』と、将来を考えるようになりました。卒業を決断するのは勇気がいりましたし、最初は不安でしたが、今はこれからの活動が楽しみです。

演技の経験がほとんどないので、演技レッスンに通って勉強する日々です。ファミレスに集まって卒業旅行の予定を立てる女子高生を演じる課題があるのですが、アイドルをしていて、学校行事にいけないことも多かったので、自分と違う学生生活を体験しているような気持ちになれて新鮮でした。

出てみたい作品は学園モノです。特に、恋愛ドラマのヒロインに憧れますね。私は明るくて元気な王道ヒロインタイプではないですけど、自分と違うキャラクターだからこそ、挑戦してみたい気持ちがあります。

今回、ありがたいことに改名と同時に表紙を飾らせていただきました。ここからが本当のスタートです。アイドル時代から応援してくれているファンの皆さんに恩返しができるように。また、初めて私のことを知ってくれた人にも注目してもらえるよう、たくさん雑誌やドラマに出て、活躍している姿をお見せしたい。それが、『小山璃奈』として1年目の目標です」

■小山璃奈(Rina KOYAMA) 
2003年3月4日生まれ 神奈川県出身
身長164㎝ 趣味=ダンス、卓球、歌
○12歳で「マジカル・パンチライン」に加入してアイドル活動を開始。"顔面偏差値80超の逸材"として高い人気を誇った。昨年11月に同グループを、この春には高校を卒業。「璃奈」への改名、グラビアデビューをきっかけに、今後は女優とモデル業に軸を移しての活動を本格化させます。公式Twitter【@Koyama_Rina_Box】公式Instagram【@rina_koyama_box】

取材・文/とり 撮影/岡本武志


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