新庄剛志監督 「僕の中ではイチロー君よりも上」人生を変えた天才野手明かす 「全てが憧れ」

2025年4月18日(金)6時40分 スポーツニッポン

 日本ハムの新庄剛志監督(53)が17日放送のTBS「人生を変えた!天才番付SHOW」(後8・00)にVTR出演。自身の人生を変えた天才野手を明かした。

 「天才番付」として衝撃を受けた野手を5人挙げ、立浪和義古田敦也、酒井忠晴、イチローを抑えて1位に選出したのは「僕の中ではイチロー君よりも上の方がいて。この方を目標にしていなかったら、僕は間違いなくプロには行けてません。走っても投げても全て負ける。どうやったら勝てるんだろうと」と小学生からのライバルだった選手を挙げた。

 「人生を変えた天才。全てにおいて。ぜひ探しあててもらって。五十嵐大輔っていうんですが、小学校6年生の時、隣町にすごい野球がうまい人間がいると。その方が五十嵐大輔」と明かした。

 「僕、九州一速いと言われてたピッチャーだったんです。俺のボールが打てるわけないって投げて。そしたら3打席連続でホームラン打たれて。同じ中学になって、もう全てが憧れ。五十嵐大輔を目標に。中3までは1回も勝てなかった。高校は分かれて。こういう人間がプロ野球選手になるんだろうなって思ってた」と回想。

 だが、五十嵐は結局プロになれなかった。

 VTR出演した五十嵐氏は本田技研で物流業務の責任者を務めており、現在53歳。新庄監督の選出に「なんで俺を選んだ?」と苦笑しながら「私もライバルだと思っていた。身体能力は僕の方が上かなと思ってたんですけどね」と懐かしんだ。

 新庄監督曰く「中学卒業して、高校で試合した時に投げ方が変わっていて、五十嵐大輔ではなくなっていた。もしかしたらプロに行けないかなって思った印象がある」。五十嵐氏も「あんまり思い出したくないんですけど…隠してましたけど、隠しきれなかった。高校の時に投げ方がわからなくなって、右肘をかばいながら投げておかしくなった」といわゆる「イップス」の状態に陥ったといい「そこでプロは諦めた。グラウンドに行くのもつらかった」と当時の心境を明かした。

 それでも「新庄がプロで、かっこつけてでもなく、純粋に楽しむ様子を見ていて、私も楽しまなきゃいけないなって思って。感謝しています。野球を大好きなまま続けられた」といい、現在は家族そろって日本ハムファンだと語った。

スポーツニッポン

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