當真あみ 連ドラ初の主演「私が受けた感動を伝えていきたい」 日テレ7月期「ちはやふる―めぐり―」
2025年4月18日(金)4時0分 スポーツニッポン
女優の當真あみ(18)が7月期の日本テレビ「ちはやふる—めぐり—」(水曜後10・00)で連続ドラマに初主演する。人気映画シリーズの続編で「私もこの作品に感銘を受けた一人です。私が受けた感動を今度は見てくださる方に伝えていきたい」と意気込んだ。
原作は高校生が青春を懸けて競技かるたに挑む姿を描く、末次由紀さんの大ヒット漫画「ちはやふる」。広瀬すず(26)が主人公の綾瀬千早役を演じた映画は3部作で製作され大ヒットした。今回は映画で描かれた世界の10年後が舞台となるオリジナルストーリー。映画で競技かるた部員の大江奏役を演じた上白石萌音(27)が同じ役で出演する。
當真は、廃部寸前の競技かるた部の幽霊部員・藍沢めぐる役。部の顧問となった奏と出会い、運命が大きく動いていくという役どころで、日々競技かるたの練習に取り組んでいる。
當真は20年にスカウトされ芸能界入り。22年にカルピスウォーターの14代目キャラクターに起用されて注目を集め、23年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」などに出演。今年10月には長編映画初主演作「ストロベリームーン」が公開される期待の若手女優だ。芸能関係者は「彗星(すいせい)のごとく現れて、オーディションを続々と勝ち取っていった。同年代の女優の中で頭一つ抜けている」と印象を話した。制作陣は「たたずまい一つで役の心情や生き方を表現でき、唯一無二の存在感を持つ。映画とはまた違う、新たな『ちはやふる』を作るためには、彼女こそが主演にふさわしいと思った」と起用理由を明かした。
當真自身、コロナ下に映画「ちはやふる」シリーズに出合い「部活も学校も休みになった時だったので、私の中で希望にもなった作品。(登場人物が)かるたをなりふり構わず追いかける姿が凄くまぶしかった」と魅了された。「ファンの方々のイメージを崩さないよう」と力を込めた。
◇ちはやふる 2008〜22年に女性漫画誌「BE・LOVE」(講談社)で連載された。単行本の累計発行部数は2900万部を超える。3部作で製作された映画は16年に「上の句」「下の句」、18年に「結び」が公開された。広瀬のほか、松岡茉優、野村周平、新田真剣佑らが出演。シリーズ累計興行収入45億円を記録した。