“T部長”土屋敏男氏「夜ふかし」ねつ造問題、担当Dの「面白いものにしたい」思いは「尊いと思う」

2025年4月18日(金)22時35分 スポーツニッポン

 「電波少年」シリーズや「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」などを手掛けた“Tプロデューサー”“T部長”こと、元日本テレビの土屋敏男氏(68)が18日放送のTOKYO MX「堀潤激論サミット」(月〜金曜後9・00)に出演。日本テレビのバラエティー番組「月曜から夜ふかし」のねつ造問題についてコメントした。

 3月24日の「月曜から夜ふかし」では、街頭インタビューに応じた中国出身女性がカラスと食文化について話す様子を放送。「あんまり中国にカラス飛んでるのがいないですね」と話した後、「みんな食べてるから少ないです」などと続けて編集されていた。実際には女性が「中国ではカラスを食べる」という趣旨の発言をした事実はなく、同局の説明によると、別の話題について話した内容を制作スタッフが意図的に編集したものだった。

 同局は同27日に番組内容に誤りがあったと発表。放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は今月11日、放送倫理違反の疑いがあるとして審議入りを決めた。

 土屋氏はこの問題について、「ああいうことが起きるのは、僕はミスだと思う。ねつ造とかやらせとかって言うじゃないですか。僕からするとミスで。中国人がカラスを食べるっていうのは、すぐバレるじゃないですか。それが出ちゃったっていうのはミスだなあ」とコメント。

 そして編集を担当したフリーの男性ディレクターの「とにかく面白いものにしたかった」という説明について「尊いなと思う、怒られるかもしれないけど」と土屋氏。「最近はバラエティー制作者でもとにかく問題のないように、何重チェックみたいなことが…ノーチェックで『電波少年』やった人間からすると“えっ”っていうぐらいチェックされる。ということでいうと“とにかく面白いもの出したかった”というのは今どき珍しい、見どころのあるやつだなというのが僕としてはあるんだけど。だけど、それはバレるよと」と苦笑い。

 そしてお笑いバラエティー番組は「笑わせたい」「面白いものを作りたい」が“真実”であるとし、「その中に事実のフリがあって笑えるんだから、バレる嘘はつくなよっていうのが、これに関して思うことですね」と話した。

スポーツニッポン

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