玉川徹氏「トランプ大統領は日米安保を分かってない」 東京周辺に米軍基地「国にとってどれだけ...」
2025年4月18日(金)17時31分 スポーツニッポン
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が18日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜前8・00)に出演。トランプ米大統領が16日(日本時間17日)に米政権の関税引き上げを巡る交渉で訪米した赤沢亮正経済再生担当相と会談したことを受けてコメントした。
トランプ大統領は会談で日本の防衛面の負担増に言及。日本政府筋によると、日米安全保障の在り方に不満を伝えたという。在日米軍の駐留経費の日本側負担増が念頭にあるとみられる。
玉川氏は「トランプ大統領は日米安保に関して分かってないんですよ。そういう時にちゃんと言ってあげればいいと思う。もし、“ワシントンの近郊に自衛隊の基地を置かせてもらえるんだったら日本もアメリカを守りますよ”と言ったらどういうことか意味が分かると思うんですよね」と指摘。
そして「日本の首都の周りには海軍基地が横須賀にあり横田にも基地があって、首都圏囲まれるように米軍基地がある。あれは日本の主権を一部明け渡しているわけですから、それがどれだけ国にとって大きなことかというのが、“ワシントンとかニューヨークの近くに自衛隊の基地を置かせてください”と言えば分かるんじゃないですかね」と東京周辺に米軍基地があることに触れ、「ジョークでもいいからそういう言い方をして分かったもらったらいいんじゃないですか」と続けた。
「もちろんベスト・アンド・ブライテスト(閣僚や大統領補佐官)は分かってますよ、そんなこと、アメリカの中で。ただトランプ大統領は分かってない」と強調。さらに「アメリカに対するカードとして“これは国内事情だけど、防衛費をGDP比3%に上げろとおっしゃっているんでその分5兆円足りません。その5兆円工面しようと思ったら米国債売ります”と言ってみたらいんじゃないですか?“米国債、今はプラスになってるから日本の国内事情で使うんで、米国債売りたいと思います”と言ったら“やめてください”って言うんじゃないですか」と米国債を交渉の“カード”にすることを勧めた。