谷原章介「無意識のうちに上から目線...僕らメディア側としても襟を正さなければ」メディアの姿勢に言及

2025年4月18日(金)9時11分 スポーツニッポン

 俳優の谷原章介(52)が18日、MCを務めるフジテレビの新情報番組「サン!シャイン」(月〜金曜前8・14)に出演。金融大手SBIホールディングス代表取締役会長兼社長の北尾吉孝氏が17日、都内で会見を行い、フジ・メディア・ホールディングス(HD)に対し「敵対するなら徹底的に勝負する」などと厳しい言葉で経営改革を迫ったことに言及した。

 北尾氏は、フジHDの株主である米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが社外取締役への起用を求めている12人のうちの1人。改革案の柱は意識、人事・組織、ビジネスモデルの3点で、北尾氏は「手荒なことはしたくない」としながらも「反省もなく、まともな良識に対抗するなら、いつでも受けて立つ。(株を)5%くらい買うのはわけない」と威圧した。フジHDが発表済みの経営陣の選任案も「不十分」と批判。同社が「物言う株主」であるダルトンと協議して人選を再考すべきだと主張した。

 一方、フジHDは17日、中居正広氏の性暴力に端を発する問題で、6月に予定されている株主総会に向け「企業価値の向上のためのより適切な取締役構成について検討を進めている」との声明を出した。フジHDの金光修社長は同日、北尾氏が示した経営改革の提案について「敵対する立場ではなく、検討し、我々の考え方をまとめていきたい」と述べ、北尾氏側と協議する意向を明らかにした。北尾氏が「不十分」と指摘するフジHDの経営陣の選任案について、金光氏は「最終ではない。さらに改定していく」とした。6月に予定されている株主総会に向け「速やかに決めて発表したい」と話した。

 谷原は、北尾氏の会見について「北尾さんがおっしゃっていた既存メディア、テレビとか新聞、雑誌みたいなものの信頼度、もしくは視聴者とか購読者からの信用の低下、そういった部分からSNSの方が信頼度だったり影響力みたいなのが凄く増していると。それは選挙に対する影響力を含めてですね。でもいまいちSNSの方には信頼度がちょっと足りてない部分があるかも知れないけれども、それはAIを活用すれば、北尾さんはどんどん改善していけるものだと。ああなるほどなって」と言い、「SNSで発信側と受ける側が対等な関係を築いてきたからこそ信頼があるわけじゃないですか。今まで僕らメディアってどっちかっていうと一方通行の発信する側、そして受ける側はただ受けるだけっていう関係性の中でどこか無意識のうちに力関係が成立してしまって上から目線があったんじゃないのかなっていうのをこの会見で凄く思わされました。あらためて僕らメディア側としても襟を正さなければいけないなと思いましたね」と自身の受け止めを話した。

スポーツニッポン

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