伊藤匠叡王がタイに追いつくか、先勝した挑戦者・斎藤慎太郎八段がタイトル“王手”か!?注目の叡王戦第2局始まる
2025年4月19日(土)10時2分 ABEMA TIMES

将棋の伊藤匠叡王(22)に斎藤慎太郎八段(31)が挑戦する第10期叡王戦五番勝負第2局が4月19日、石川県加賀市の「アパリゾート佳水郷」で始まった。シリーズは斎藤八段が先勝。挑戦者が勢いそのままに連勝を飾るのか、タイトルホルダーの伊藤叡王が追いつくのか。本局の先手番は斎藤八段。
伊藤叡王の初防衛か、斎藤八段の7年ぶりのタイトル奪取か。注目の中4月3日に名古屋市で開幕したシリーズは、振り駒で伊藤叡王の先手番に決定。得意の相掛かりが志向されたが、約3年ぶりにタイトル戦線に復帰した斎藤八段が序盤から工夫を見せて力戦へと展開した。
長考合戦が繰り広げられることとなったが、伊藤叡王の決断から大きく局面が動き出すと、一瞬の間合いで抜け出したのは斎藤八段だった。最終盤では白熱の攻め合いとなったが、挑戦者はひるむことなく前進を決断。そのまま押し切った斎藤八段がシリーズ先勝を飾った。
第2戦の舞台は、加賀片山津温泉の「アパリゾート佳水郷」。名湖・柴山潟と白山連峰を望む場所に位置し、北陸の美食を楽しむことができるリゾート旅館で、前期の第2局で伊藤叡王が藤井聡太竜王・名人に勝利し、タイトル奪取につなげた足がかりの地でもある。伊藤叡王にとっては縁起の良い地とあり、何としてでもここで対に追いつきたいところだ。
本局の先手番は斎藤八段。シリーズ先勝の勢いそのままに、連勝でタイトル奪取に“王手”をかけるのか、伊藤叡王が踏ん張り追いつくのか。両者の対戦から目が離せない。持ち時間は各4時間。
(ABEMA/将棋チャンネルより)