ドクター雀士は間違えない!渡辺太、超混戦を会心トップ 決め手の鳴き清一色は、ネットで磨いた技術の結晶/麻雀・Mリーグ

2025年4月19日(土)8時22分 ABEMA TIMES

 どこまでも冷静な試合運びだった。「朝日新聞Mリーグ2024-25」セミファイナルシリーズ、4月17日の第1試合は赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)がトップ。競り合いを清一色の跳満で抜け出し、そのまま逃げ切った。

【映像】チャンス到来…勝負の選択を間違えない太

 この試合は東家から前日に赤坂ドリブンズをかわし首位となったU-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、渡辺、TEAM雷電・黒沢咲(連盟)の並びで開始。試合は瑞原が一人沈む展開で南入、渡辺は2万9000点持ちのトップ目。南1局はカン5筒待ちのリーチを敢行するも、終盤に親の瑞原へ5800点の手痛い放銃。これで一気にラスまで落ちてしまう。

 しかし次局の同1本場、渡辺にチャンスが入った。第1ツモの時点でマンズが10枚。じっくりと構想を練り、まずピンズから切り出した。2巡目、白鳥から五万が打たれると、これを渡辺はチー。ソウズを払い、清一色へ向けて舵を切った。さらに三万もチーしてイーシャンテン。赤五万を持っているため、アガれば跳満だ。辿り着いたテンパイは亜リャンメンの四・七万待ち。しかし、いずれも山にはなかった。アガリはもう厳しいと思われた終盤、八万を引くと今度は五・八万待ちにスイッチ。待ち牌は2枚。「ここでツモるんじゃないか!?」という実況の古橋崇志(連盟)の言葉に合わせるように、五万をツモ。清一色・赤の1万2000点で一人抜け出した。

 南4局2本場、渡辺は南をポンして三・六万待ち。これを瑞原からアガって2000点のアガリでゲームセット。試合後は「オーラスまで誰がトップ取るかわからない、ラスを引くかわからないという展開の中で、最後競り勝てたのは大きかった」とコメント。決定打となった南2局1本場の跳満については「結構苦しい形だったのですが、五・八万待ちに変わって、(五万を)連続でツモれたのでラッキーでした」。

 首位陥落となったことには「気づいたら100ポイント以上離されていた、手ごわいな、と思いました」とU-NEXT Piratesの勢いを認めつつ、最後は「まだセミファイナルも折り返したところ、試合数も残っていますし、優勝目指してさらにポイントを重ねて、良い結果を積み重ねたい」と挽回を誓った。

【第1試合結果】

1着 赤坂ドリブンズ・渡辺太(最高位戦)3万6100点/+56.1
2着 U-NEXT Pirates・瑞原明奈(最高位戦)2万3900点/+3.9
3着 TEAM雷電・黒沢咲(連盟)2万1200点/▲18.8
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)1万8800点/▲41.2

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各96試合(全216試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は5000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)

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