あれ...46年前のガンダム?でもなんか違うぞ? 最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」

2025年4月19日(土)5時0分 スポーツニッポン

 ガンダムシリーズ最新作「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が、日本テレビ系で火曜深夜に放送され、オヤジ世代の注目を集めている。人気の一因は“ファーストガンダム”こと1979年放送の「機動戦士ガンダム」を思わせる場面が描かれること。テレビシリーズの放送に先駆け、一部話数を劇場用に再構築して1月に公開された「機動戦士Gundam GQuuuuuuX—Beginning—」は興収30億円超えの大ヒット。ガンダムを離れて久しい中高年も刮目(かつもく)必至の6つのポイントを紹介する。

 【(1)シャア登場?】15日放送の第2話には、あのシャアそっくりの仮面の男が登場。公式サイトの「キャラクター」の項には「シャア・アズナブル」の文字!「機動戦士ガンダム」で主人公アムロと人気を二分したあの「赤い彗星(すいせい)」そのものだ。はたして、あのシャアなのか?他にも「機動戦士ガンダム」第1話の舞台「サイド7」にザクで潜入したジオン古参兵デニム、シャアの参謀ドレンの姿も。一体、新キャラとどんな物語を織りなすのか。

 【(2)シャリア・ブル】あの「シャリア・ブル」も登場する。「機動戦士ガンダム」ではシリーズの鍵を握る「ニュータイプ」の一人ながら、やや地味な印象で描かれた。高い能力を秘めた軍人である一方で、政治的な立ち回りが不得手で不遇の運命をたどった男。だが以前とビジュアルが大きく違い同じ人物と思えないほど。新作でどんな役割を演じるのか。

 【(3)同じRX—78】公式サイト「メカ」の項で気になるのは主役機とみられる「GQuuuuuuX」とともに「白いガンダム」と「赤いガンダム」。白いガンダムは「機動戦士ガンダム」の主役機と同じ型番「RX—78」。しかも「地球連邦軍の新型モビルスーツ」との説明だ。デザインは「エヴァンゲリオン」でメカデザインも担当した山下いくと氏らしいもの。そして、同じ形の「赤いガンダム」は何なのか。赤いモビルスーツといえば、あの人の機体だが…。

 【(4)戦艦の色が違う】あの「ホワイトベース」に似た宇宙戦艦も登場する。前方に2つのモビルスーツデッキが張り出し形状は、アムロたちが乗った地球連邦軍の新鋭艦そっくり。ただ色が違う。赤いガンダムといい、配色の違いが重要な意味を持ちそうだ。ちなみに映像には「ジム」や「ドム」のような機体も登場する。

 【(5)お急ぎですか?】登場人物の少女らが交わす「こんにちは。お急ぎですか」「別に急いでいませんよ」と、何てことのない…そしてどこか棒読みな会話。「機動戦士ガンダム」で、あのかわいそうな戦争孤児の少女ミハルが交わしたスパイ同士の合言葉?並のファンなら忘れがちの場面もオマージュされ、ガンダム愛あふれる物語となっている。

 【(6)カラーとタッグ】公式サイトにデカデカと書かれた「カラー×サンライズ 夢が、交わる。」との文字。「サンライズ」はガンダムの制作スタジオ。そして「カラー」は、あの「エヴァンゲリオン」でおなじみ庵野秀明氏が社長を務める会社だ。つまり今作は日本のロボットアニメを代表する両者が組んだ夢の作品。庵野氏は近年「シン・エヴァンゲリオン劇場版」だけでなく「シン・ウルトラマン」「シン・仮面ライダー」など昭和の特撮やアニメのリメークに携わり、話題となっている。今作は鶴巻和哉氏が監督。庵野氏は榎戸洋司氏とともに脚本を担当する。

 ◇機動戦士ガンダム 1979〜80年放送の巨大ロボットアニメ。人類がスペースコロニーと呼ばれる宇宙都市に移民する時代が舞台で、コロニーの一つ「ジオン公国」が地球連邦軍に独立戦争を挑む。戦争は連邦の勝利で終結。戦争や政治をリアルに描き、認知能力が異常発達した人間「ニュータイプ」の登場など深いメッセージ性でアニメ界に革命を起こした。登場するロボット「モビルスーツ」などのプラモデルは「ガンプラ」と呼ばれ社会現象に。その後も約70の派生作品が作られている。

スポーツニッポン

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