八代亜紀さん ヌード写真付きアルバム発売止められない? 識者「リベンジポルノ防止法違反の可能性も」
2025年4月19日（土）4時45分 スポーツニッポン
2023年に死去した八代亜紀さん（享年73）の20代のヌード写真を特典に付けたアルバムの発売を告知しているレコード会社に対し批判や抗議が相次いでいる問題で発売元のニューセンチュリーレコードは18日、スポニチ本紙の取材に「取材殺到でパニック状態。対応できない」と説明を避けた。アルバムは予定通り21日の発売が濃厚となっている。
八代さんの生前の所属事務所「ミリオン企画」の大野誠社長は「絶対に許すことができない」と声明を14日に発表。「刑事民事を問わず、あらゆる手続きの準備を進めている」と法的措置を取る方針を示しおり、この日もスポニチ本紙に「その方針は変わりません」と話した。
レコード会社のサイトによると、交際相手がインスタントカメラで撮った20代の頃の「フルヌード写真2枚が掲載」される。死者に肖像権はないとはいえ、故人のヌード写真を公開することに批判が集まる。元大阪地検検事の亀井正貴弁護士は「写真の内容が分からないがリベンジポルノ防止法の違反で刑事事件に発展する可能性もある」と指摘する。
一方、八代さんと交流のあった音楽関係者は「今回のアルバムは『海猫』など歌手として全盛期の貴重な音源が収録されている。ヌード写真などなくても価値が高いもの」と不本意な注目の集まり方に憤っている。
