中村七之助、結婚 歌舞伎界最後の大物独身41歳 お相手は「器の大きな」一般女性
2025年4月19日(土)4時30分 スポーツニッポン
歌舞伎俳優の中村七之助(41)が18日、かねて交際していた一般女性と結婚することを発表した。所属事務所を通じて「未熟な二人ではございますが今後ともご指導ご鞭撻(べんたつ)のほどひとえにお願い申し上げます」とコメントした。女性は妊娠しておらず、挙式・披露宴を行う予定。
舞台関係者によると女性は昨年12月から花嫁修業に入り、結婚の準備を進めていたという。「器の大きな、しっかりとした女性。お母さまの波野好江さんのお眼鏡に初めてかなった女性だと聞いています」と人となりを明かした。
七之助は2012年に亡くなった十八代目中村勘三郎さんの次男。1987年に「門出二人桃太郎」の弟の桃太郎で初舞台を踏んだ。女形を中心に活躍し、兄の中村勘九郎(43)とともに次代の歌舞伎界をけん引する存在となっている。近年では女形の大役を任せられることも増えてきた。勘三郎さんが取り組んだ「平成中村座」など独自の公演にも力を入れている。私生活では「おじじ」と呼ぶおいの中村勘太郎(14)と中村長三郎(11)をかわいがるなど子供好きの一面も見せる。
おいにたっぷり愛情を注ぐ一方で、これまで自身の結婚には消極的だった。取材の場でも「結婚願望はない」などと発言。21年には兄から「公演のトークコーナーでは“いつ結婚するのか”という質問が多かったのが、2年くらい前からパタッとなくなった。お客さまも諦めたのかな」といじられていた。“歌舞伎界の最後の大物独身”として、その行方が注目されていた。
事務所によると現在勘九郎がコメントする予定はないという。5月3日からは全国16カ所を回る「新緑歌舞伎特別公演2025」がスタートする。その場で兄弟がファンにどんな言葉を語るのか注目が集まる。