「THE SECOND」で低すぎる?点数 MCもネットも仰天「シビアだなあ...」「どうなってんだ?」
2025年4月19日(土)21時47分 スポーツニッポン
芸歴16年以上の芸人による漫才賞レース「THE SECOND〜漫才トーナメント〜2025」の「ノックアウトステージ 16→8」が19日、東京・お台場のフジテレビ本社で行われ、決勝進出の8組が決まった。「グランプリファイナル」は5月17日に行われ、フジテレビ系列で同日午後7時から生放送される。
グランプリファイナルに進んだのは、モンスターエンジン、金属バット、マシンガンズ、吉田たち、ツートライブ、ザ・ぼんち、はりけ〜んず、囲碁将棋。
1対1のノックアウト形式で6分間の漫才を披露。観客100人が1〜3点の持ち点で採点。合計点(300点満点)で競った。各組200点台後半をマークしていたが、その中でまさかの100点台がつく場面があった。
4番目に登場したのは「Dブロック」を勝ち上がった「母心」。双子コンビの「吉田たち」と対戦した。
「母心」は現役の富山県議会議員でもある嶋川武秀と関あつしのコンビで、この日は議員あるあるを盛り込んだ政治ネタを披露。会場から笑いは起きていたが、フタを開けてみると1点が22人とまさかの結果。「新記録じゃないの…」と悲鳴も上がる中、2点が62人、3点が16人、合計194点。「吉田たち」は285点をたたき出しただけに、残酷な点差での敗退となった。
MCの「ノンスタイル」石田明は「めちゃくちゃよかった」とねぎらっていただけに、同じくMCを務めたニューヨークとともに「シビアだなあ…」と仰天。
それでも「母心」の2人は、出番直前にネタ選びで揉めたと明かし、「そんな感じはしたけども!ありがとうございます」「選挙に落ちたらこんな気持ちなのかなあ」と大人の対応。
嶋川は議員らしく「全て私の不徳の致すところでございます…申し訳ございません」と深々頭を下げて笑いをとり、ニューヨークの屋敷裕政は「これを全国放送で見たかった!」と残念がった。
また、ヘンダーソンが265点で、286点のはりけ〜んずに敗れた。子安裕樹は「ホンマに?」「けっこう手応えあったんですけど…」と呆然としていた。
昨年決勝に進出し、ベスト4入りしたタモンズは256点と厳しい結果となった。
ネット上でも「今回の審査員きびしいな!母心面白かったよ」「この点差はなんて言っていいのやら…」「何をどう考えても母心がひくすぎる!!」「母心、ザ・パンチに勝って、今日この点数ってどうなってんだ?」「本当に絶対評価でつけてる?」「採点辛い」「スーツのせい?!」「大会史上最低得点?」などと驚きのコメントが相次いだ。
「THE SECOND」は、結成年が16年以上で、M−1グランプリなどのメジャー賞レースへの出場資格を失った漫才師が狙う第2のチャンスとして2023年、創設された賞レース。第1回はギャロップが優勝した。準優勝のマシンガンズの仕事が急増するなど、大きな影響力を示した。昨年の第2回はガクテンソクが大会史上最高得点となる294点を獲得して初優勝した。
今年は過去最多となる140組の漫才師がエントリー。1月末から始まった選考会、開幕戦ノックステージを勝ち上がった16組が出場した。