きゃりーぱみゅぱみゅ夫 憧れの人気俳優と対面後に抜け殻に 俳優“覚醒”の瞬間「号泣しちゃって」
2025年4月19日(土)19時24分 スポーツニッポン
俳優・葉山奨之(29)が、19日放送のTOKYO MX「サバンナ高橋の、サウナの神さま」(隔週土曜後6・00)にゲスト出演し、芸能界入りを決意した憧れの俳優について語った。
11年にドラマ「鈴木先生」に出演し、俳優として第一歩を踏み出した。そのきっかけは、同じ事務所の大先輩で、現在社長の小栗旬。尊敬する俳優を問われると「小栗旬さん」と即答した。
「共演とかではないんですけど、同じ事務所で、今の社長なんですけど。僕が仕事を始めたきっかけが小栗旬さんで」。中学時代、小栗が出演していた映画「クローズ」シリーズを見て小栗のファンになったという。「分からないですけど、中2なんで、俺も小栗旬になれるんじゃないかな?って思って」。謎の自信が芽生えた葉山は、事務所に履歴書を送ったことで、面接を受けて入所した。
憧れの小栗とは、事務所入り1カ月ほどで直接対面。「会って、握手もしてもらって。“へえ、そうなんだ。頑張れよ”みたいなことを言ってもらえて。僕としては夢がかなったというか、14歳にして会いたい人にも会えて、握手してもらって。人生のピークを迎えて」。俳優になるより、小栗に会えたという夢がかない、「そこで燃え尽きちゃって…」という気持ちになったという。「サバンナ」高橋茂雄からは「早いな〜!」とツッコミが入ると、「俳優になりたい!ってわけじゃなかったので」と、当時のテンションを打ち明けた。
「なあなあのような状態でお芝居のレッスンを受けちゃって」。特に目標もないまま、演技指導だけ受け続けていたという。「レッスンをするよりかは、友達と遊んでいたい」とも思うようになっていたと打ち明けた。
そんな中、事務所社長からカミナリを落とされたという。「僕が1年間、何も変わってない状況を、たぶん社長が見かねて、“お前、1年前と何も変わってねえじゃねえか!”って。“今日できなかったら、うちの事務所はいらねえ!”って言われて」。突然、解雇通告をちらつかされ、その瞬間から鬼のレッスンが始まったという。
「せりふがあって、一言、言うたびに社長が“違う!”“違う!”みたいな。“お前はロボットか?AIか?お前の魅力は何だ?葉山奨之しかできない魅力は何だ?お前、今日、それを出せ!”っていうのを4時間くらい、当時詰められて」
4時間のレッスンは、葉山が俳優として生きていくことの大変さを体感するのに十分なものだった。「追い詰められちゃって。僕が4時間たって、やっと一言で言えたんでしょうね。そこで社長が“やっとお前の魅力が見えたよ。みんなびっくりしているよ。良かった、奨之。お前にしかできない表情ができた”って言われた時に僕、なぜかその場で号泣しちゃって」。その上で、「こんな中途半端な気持ちでやっちゃいけないんだって、その瞬間に知れたというか。この仕事でご飯を食べるってことはこんなに大変なのかと気づきました」と振り返った。
これが“俳優・葉山奨之”が覚醒する瞬間だったようで、「オーディションとかも決まるようになった」と振り返っていた。
俳優生活は10年を超え、私生活では23年に歌手きゃりーぱみゅぱみゅ(29)と結婚。昨年10月には第1子が誕生したことが報告された。