【2.5次元】「メサイア−黎明乃刻−」インタビュー、橋本真一&山本一慶の私生活での「メサイア」は?

4月19日(金)12時0分 エンタメOVO

(左)雛森千寿役の山本一慶、小暮洵役の橋本真一 スタイリスト:越中春貴(atelier RIM)/ヘアメイク:工藤聡美

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 テレビドラマや舞台、実写映画などのメディアミックスを展開している「メサイア・プロジェクト」の最新作となる舞台「メサイア−黎明乃刻−」が9月5日から上演される。情報戦争が激化した世界を舞台に、スパイとして生きる「サクラ」候補生を描く本プロジェクトだが、今回の作品は約3年にわたって描かれてきた「刻シリーズ」の完結編。前作「メサイアトワイライト−黄昏の荒野−」で北方連合に捕まり記憶を消された姿が描かれたサクラ候補生・小暮洵役の橋本真一と、そのメサイアである雛森千寿役の山本一慶に、シリーズラストを飾る本作への意気込みを聞いた。



−本作は「刻シリーズ」の完結編という意味でも集大成となる作品になりそうですね。まずは、上演が決まったときはどんな気持ちでしたか。

橋本 僕は、過去作品も拝見していたので、このシリーズに携わりたくてオーディションを受けて、「暁乃刻」から出演させていただいています。そのときからやっぱり、「いつか自分のメサイアと一緒に真ん中に立ちたい」という思いがありました。座長として、「メサイア」シリーズの舞台に立つことを楽しみにしていたので、今はやっと来たなという心境です。

山本 僕もやっと来たなという思いがあると同時に、今、この2人で主演を張らせていただけるのは、とてもいいタイミングだと思っています。(作中では)雛森の周りで起きたことが徐々に明かされていって、小暮の謎も明かされつつあります。そして、2人への大きな試練が目の前にあるという、すごく深い内容を描いているので、膨大な情報をお客さんに分かりやすく届けつつも、2人の関係性に決着をつけられたらいいなと思っています。

−シリーズを通して演出を担当された西森英行さんと脚本の毛利亘宏さんが、本作で卒業されることも発表されていますが、それについてはいかがですか。

橋本 「メサイア」シリーズは、毛利さんの脚本、西森さんの演出、演出助手の方、衣裳、音響、照明…と、いろいろな要素が複合的に組み合わさってできていると思っています。キャストが変われば作風が変わるのはもちろんですが、スタッフさんが変わることも作品に与える影響はとても大きい。そういう意味では、毛利さんと西森さんだから描けた「メサイア」があって、そのお二人がいなくなるというのは、このシリーズにとってはとてつもなく大きなことだと思います。このメンバーで作れる「メサイア」は今回が最後なので、それを心にきちんと留めながらやっていきたいなと思います。

山本 僕が最初にシリーズに参加したときから、お二人をはじめとして、「メサイア」に関わっている人みんなが本当に作品を愛しているのが伝わってきました。僕は、どちらかというと淡々と仕事をこなすタイプだったので、一つの作品にこれだけ愛情を注ぐことがとてもすてきに見えたし新鮮でした。自分のキャラクターをすごく好きになったし、「メサイア」という作品自体にも愛が持てた。きっと、全員がそう思えるきっかけになっているのが西森さんや毛利さんの愛情だったんだと思います。今回は、僕たちがセンターを務めるので、できることを全力でやって、悔いが残らないように終われたらいいなと思っています。



−ところで、「メサイア」といえばアクションですが、アクションはもともと得意でしたか。

橋本 僕はもとから好きでしたね。「メサイア」に出演する前から、アクロバットをやったり、ボクサーの役やテコンドー選手の役をやったことがあって、役作りでボクシングジムやテコンドー道場に通ったりもしていました。だから、もともとアクションは好きではあったんですが、それでも「メサイア」に鍛えられたと思っています。

山本 僕は基本、戦うのは嫌いです(笑)。痛いのも嫌だし、汗かくし、筋肉痛になるし…だから嫌だったんですが、アクションは今や舞台では欠かせないものにもなっていますんでやってはいます。…でも、ゲームではずっと戦っています(笑)。だから僕、格闘技は何もやってないのに戦えるんですよ。ゲームで培った経験値は誰にも負けませんからね! ゲームキャラの動きはしっかりと覚えているんで、イメージは完璧だと思います(笑)。





−「メサイア」シリーズでは、メサイアの関係性も見どころの一つです。そこで、お二人が普段の生活で「メサイア」(劇中ではサクラ2人が結ぶ特別な関係のことだが、ここでは相棒やこれだけは離れられないというもの)だと思っているものは?

橋本 携帯かな? これがないと仕事もできませんしね。役者って、お客さんがいないと成り立たないんですよ。見に来てくれる人がいて、そこで芝居するから成立するし、役者として橋本真一を成り立たせてくれているのはお客さんとのつながりだと思うので、SNSでの発信は、役者をやっていく上で大切なことだと思っています。そういう意味でも、仕事のスケジュール確認やSNSをアップするための携帯は大事。

山本 僕は、あまり何かに依存しないんですよ。でも、ゲームはできなかったら発狂する。ときどき、この世から逃げ込みたいときがあるんです。そのときに、現実逃避させてくれるのがゲーム。だから、ゲームは絶対必要です。

橋本 そういう意味では僕はサッカーかも! やるのも好きですけど、見るのも好きで、見ている間は何も考えずにリフレッシュできます。

山本 この間、一緒にサッカーをテレビで観戦したんですが、日本が負けたときの真一の絶望感はひどかったですよ(笑)。あれは「メサイア」を失ったときと同じでしたね(笑)。



−最後に、改めて公演への意気込みを。

橋本 西森さん、毛利さんの卒業でもあり、「刻シリーズ」の完結編でもあるという、いろいろな要素を含んだ公演ではありますが、僕たちは今の自分にできることを、小暮と雛森の関係性を大事にして演じることだけだと思っています。今のメンバーでできることをしっかりやって、シリーズ最後の作品としてふさわしいものをお届けしたいと思っています。

山本 シリーズ完結編を発表するのが、僕は実は怖かったんです。お客さんからは「終わってしまうのは嫌だ」という反応が多いんじゃないかと思っていたんで。でも、実際にその声を聞いてみたら、悲しみもあれば楽しみや寂しさがあって、みんなから愛されている作品だということが伝わってきました。だからこそ、完結することに対してのワクワク感を与え、楽しんでもらえる作品にしたいと思っています。僕はこの作品が、このキャラクターが大好きで、自分のキャラクターを思う気持ちは誰にも負けないと思っています。なので、彼らの生き様を楽しみに待っていてもらえればいいなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)



 「メサイア−黎明乃刻−」は、9月5日〜8日に都内・シアターGロッソ、9月13日〜16日に大阪・メルパルクホールで上演。
公式サイト http://messiah-project.com/reimei/

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