【べらぼう 大河絵(べらぼう絵)】第15話“老害白眉毛”の真の姿に感動一瞬...衝撃の最期!恐怖のアゴ!
2025年4月20日(日)17時1分 スポーツニッポン
俳優の横浜流星(28)が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」(日曜後8・00)の第16話が20日に放送される。第15話は幕府パートに大きな動き。嫌〜な性格をにじみ出し続けてきた“白眉毛”が、まさか…。
同作は「光る君へ」に続く、大河ドラマ第64作。江戸時代の版元で浮世絵師の喜多川歌麿や東洲斎写楽、葛飾北斎らを世に出したことで知られる“江戸のメディア王”蔦屋重三郎の生涯を描く。紫式部を主人公とする「光る君へ」に続き、2作連続で合戦シーンはない、異色の大河となる。主演を務める横浜流星(28)はNHKドラマ初出演。脚本は17年の大河「おんな城主 直虎」を手掛けた森下佳子氏が担当する。
先週の第15話は「死を呼ぶ手袋」。蔦重(横浜流星)は独立して自分の店「耕書堂」を構えた。そんな時、市中で様子のおかしい平賀源内(安田顕)に会う。一方、家基(奥智哉)が鷹狩りの最中に突然倒れる…という展開だった。
冒頭の瀬川(小芝風花)登場、蔦重の“夢オチ”から始まった今回。しかし、その瀬川ばりの存在感を見せたのは“白眉毛”こと老中首座・松平武元(石坂浩二)だった。
その石坂浩二とバチバチとやり合ってきた渡辺謙演じる田沼意次との2人だけの対決。大物俳優同士の見応えある茶室でのシーンに心震え、そして衝撃のラストに息をのんだ。あっという間の45分間。ここまでの「べらぼう」で、口うるさく、ネチネチと粘着質な“老害”老中を怪演してきた石坂浩二が見せた政治、幕府を憂う真の姿と、やり手でイケイケ感を出しまくっていた渡辺謙のタジタジとやられていく姿の見事さに、オジサン編集者2人は完全に心奪われた。
緊張感あふれる始まりから、名優同士が分かり合う表情、空気間。そして、温かさを感じたのも一瞬、背中が凍り付く一橋治済(生田斗真)のアゴ!武元の最期…。
「石井さん、今回はもう話さなくても決まりですね」。オジサン編集者2人の興奮気味の無茶ぶりに、石井さんはニッコリ「間違いないですね」。そして完成した絵は——。
第16話は「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」。
◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)から始まり4年目。