キャンドル・ジュン氏 被災地支援で感じる教訓の大切さ「悲しみや苦しみを学んでいたら防げたはずなのに」

2025年4月20日(日)23時8分 スポーツニッポン

 アーティストのキャンドル・ジュン氏(51)が、20日放送のJ−WAVE「HEART TO HEART」(後10・00)に出演し、被災地支援活動について報告した。

 この日のテーマは「被災地支援から復興支援。社会活動の現在地」。11年3月11日の東日本大震災を機に、キャンドル氏は福島県での被災地支援を続けている。昨年からは能登半島地震、豪雨災害に見舞われた石川県へも足を運び、支援活動を始めた。番組では、災害の悲劇が繰り返されないよう願う被災者や、現地で支援活動する人の声を紹介した。

 キャンドル氏は能登について、「地震と豪雨災害では、土砂災害の方が心が折れたと言います」と被災者の悲痛な叫びを明かした。こうした災害は決して対岸の火事ではなく、「人工林と手入れができていない山間部に豪雨が来たら、(別の地域でも)同じようになるはずです」とも訴えた。また「能登は半島で、なかなか支援が来ませんでした」とし、「災害の前から、人口減少などさまざまな問題は発生していましたが、災害が加速させたということと、地方で起きるさまざまな問題を世間に知らしめたということでもあると思います」とも話した。

 キャンドル氏が番組を通じて訴えたのは、悲劇から学ぶことの大切さだった。現状は「福島の原発事故から14年が経過してもなお、その他の原発立地地域の方が、現在の福島を知ろうとしていない」とし、「私もそういった原発立地地域に、福島の原発事故がどういう問題を起こしているのかを伝えに行けていない」と打ち明けた。「本当の悲劇は、かつての悲しみや苦しみを学んでいたら防げたはずなのに、学ばないままで、また同じような苦しみが生まれてしまうことだと思います」とも嘆いた。

 東日本の津波被害者からの声も紹介。「3・11の津波被害で家族を亡くされた方は言います。“3・11を忘れないで下さいではなくて、俺たちの失敗を忘れないでくれ。そして学んでくれ。もう同じような悲しみの家族が増えて欲しくないから”という願いです」と伝えた。

 キャンドル氏は、8日に傷害容疑で逮捕され、処分保留で釈放された女優・広末涼子(44)の元夫。広末のダブル不倫が報じられた後、23年に離婚した。

スポーツニッポン

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