石破首相も驚いた“トランプ流”「えーっみたいな」 日米関税交渉で感じた「二面があるんだと...」

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　石破茂首相（68）が20日、NHK「日曜討論」（日曜前9・00）に生出演し、16日（日本時間17日）に行われたトランプ米政権の関税引き上げを巡る日米政府の初交渉についてコメントした。

　対米協議の担当に指名された赤沢亮正経済再生担当相は交渉に先立ち、トランプ大統領とホワイトハウスで約50分間会談。トランプ氏の参加は“サプライズ”で、石破首相も「これは意外でしたね。今月7日に電話で話した時はベッセント財務長官を交渉役にするという話だったのでベッセントさんと赤沢さんかなと思ってたんですが、交渉の直前になってトランプさんがSNSで“自分も出る！”、えーっみたいなことでしたが」と“トランプ流”への驚きを口に。

　「それだけ大事にしてるってことでしょうね、日米交渉を。と同時に自分のリーダーシップで最後は解決する、この二面があるんだと思う。大事にしてるよってことと自分のリーダーシップで最後は決めるぞと。そういうメッセージだと思いますね」と印象を語った。

　会談には米通商代表部のグリア代表とラトニック商務長官のほか、ウォルツ大統領補佐官も同席したという情報もある。石破首相は「向こうもオールスターキャストっていうんですか。それだけ本気だなってことですよね。赤沢さんはトランプさんが出てきたことに、凄い圧を感じたと言っていたが、私たちも総力戦で臨まないといかんということ」と受け止めを語った。

　そしてトランプ氏は日本を含む世界各国との貿易赤字解消を最優先にしているとし、交渉については「急げばいいということではない。とにかく早くまとめようということではない。双方にとって最も望ましい結果でなければダメ」と指摘。「赤沢さんの話によれば“日本はNo.1なんだ、最優先なんだ”と何度も大統領が言ったと聞いている。日本とのやり方を世界のモデルにしていくんだと思っている」と話した。