連覇達成の中部、藤井聡太竜王・名人が喜びのタッチ!ファンも歓喜「いい笑顔」/将棋・ABEMA地域対抗戦
2025年4月21日(月)12時0分 ABEMA TIMES

最後まで笑顔が絶えない控室だった。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 2025」の決勝、関東B 対 中部が4月19日に放送された。2年連続で同じカードになった決勝は、中部が盤石の強さを見せてスコア5-3で勝利。第1回大会に続く連覇を成し遂げた。立役者となった青嶋未来七段(30)が控室に戻ると、藤井聡太竜王・名人(王位、王座、棋王、王将、棋聖、22)らが立ち上がり、タッチでお出迎え。ファンも「いい笑顔」「うれしそう」と喜びを分かち合った。
【映像】チーム中部、大会2連覇!藤井竜王・名人もニコニコな瞬間
5人全員がタイトル経験者という強豪・関東Bを相手にしても、中部の強さは揺るがなかった。ステージ1を3勝2敗で切り抜けると、ステージ2は予選を体調不良で欠場していた澤田真吾七段(33)が、相手の監督代行・永瀬拓矢九段(32)に勝利。澤田七段は次の対局で伊藤匠叡王(22)に敗れたが、ここで今大会絶好調の青嶋七段が登場。激戦を制し、藤井竜王・名人の出番を残したまま勝ち切る、チームとしての総合力の高さで大会連覇を成し遂げた。

大会期間中、追い込まれる時間よりリードする時間が圧倒的に長かったこともあってか、中部の控室は常にリラックスムード。これが好結果につながったのか、試合後に青嶋七段も「チームのみなさんが非常に強力なメンバーで、安心して戦えた面は大きい。団体戦ですので、対局が終わった後に出迎えていただいたり、みんなで検討したり、そういうのがモチベーションになっていい結果につながった」と振り返っていた。
そんな雰囲気を象徴したのが、優勝決定直後の控室だ。伊藤叡王を下し優勝を決めたヒーロー、青嶋七段が戻ってくると、監督・杉本昌隆八段(56)をはじめ4人が立ち上がってお出迎え。1人ずつタッチを交わして喜びを分かち合うと、藤井竜王・名人もニコニコな笑顔。青嶋七段からはガッツポーズも飛び出し、ファンから「お疲れ様でしたー♪」「にっこにこ」「聡太うれしそう」「未来先生、かわいいな」「いい笑顔だ」といったコメントに溢れていた。
◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)