見えるぞ…で破壊されたらたまったもんじゃない!「機動戦士ガンダム」ビットのオールレンジ攻撃の強さ

2025年4月21日(月)21時0分 ABEMA TIMES

 アニメ「機動戦士ガンダム」第41話は、戦場の構図を大きく変える転機となる回だ。ジオン公国軍の兵器・ビットの圧倒的火力が描かれる一方で、それが“見えてしまう”アムロ・レイ(CV:古谷徹)の異常さが浮き彫りになる。

【映像】「見えるぞ!」で次々に破壊されていくビット(10分13秒ごろ〜)

 ついにニュータイプ同士による戦いが本格化するなか、圧巻なのはララァ・スン(CV:潘恵子)が操るニュータイプ専用モビルアーマー「エルメス」のビット攻撃。ジオンが誇るオールレンジ攻撃の脅威が改めて描かれた。

 第40話では、エルメスはたった1日でサラミス級戦艦を4隻も撃沈するという「空前の壮挙」を達成。その強さは圧倒的で、まさに地球連邦軍にとって“悪夢”のような存在となった。

 しかし、第41話でララァが再びアムロと相まみえたとき、戦況は大きく変わる。ビットの猛攻にさらされたアムロだったが、突如として「見えるぞ!」と叫んだ。まるで次元が切り替わるかのように、アムロの中でニュータイプの感覚が覚醒した。

 敵の意識、ビットの動き、その配置までもが感覚として“見えてしまう”アムロ。以降、アムロはビットをまるで的当てのように次々と撃ち落としていき、あれほどの威力を誇っていたオールレンジ攻撃を完全に封じてしまった。

 もちろん、ビット自体が弱いわけではない。むしろ兵器としての完成度は極めて高く、ニュータイプ専用機でなければ扱えないほどの性能を誇っている。にもかかわらず「見える」ことでそれに対処できる領域にまで踏み込んでしまったアムロの存在が異常なのだ。

 この戦闘は単なる性能差ではなく、「認識の次元」そのものが違う者同士の戦いになっていた。そしてアムロはそのまま、ララァと精神的な交信を深めていく。

 「見えるぞ!」から始まったこの逆転劇は、戦場における「人の進化」とその先に待っていたララァとの取り返しのつかない別れへとつながる過程を描いた、ひときわ鮮烈なシーンのひとつだ。

 アニメ「機動戦士ガンダム」は1979年4月から1980年1月まで放送されたサンライズ制作のロボットアニメで、富野由悠季監督が手掛けた作品。“リアルロボットアニメ”という新ジャンルを開拓し、以後のロボットアニメに多大な影響を与えた。放送当時の視聴率は振るわなかったが、再放送や劇場版の公開で人気が急上昇すると、「ガンプラ」ブームも生まれた。以降のガンダムシリーズや、スピンオフなどの派生作品も多数制作され、現在も高い人気を誇る。2025年4月からは新作アニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が放送中。

(C)創通・サンライズ

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