元気が出たたけし。独立は良かったということか——青木るえか「テレビ健康診断」

4月21日(土)17時0分 文春オンライン

 ビートたけしの事務所独立問題は、ワイドショーの解説や周辺の「激白!」とかでいろいろ説明してくれてるのだが、どちら側の話を聞いても、「たけし軍団がたけしと行動を共にしない」という理由がさっぱりわからぬ。私が「へえー!」と思った情報は「オフィス北野に把瑠都が所属してる」ということぐらいだ。把瑠都をどちらが獲得するかでここまで揉め……ないか。


 この騒ぎで、私もにわかにビートたけしに注目をした。


 というのも、しばらくビートたけしのテレビを見てない時期があって、少し前、久しぶりに見たら口調がすごくおじいさんだったのでびっくりした。黒柳徹子を久しぶりに見た時と同じびっくり。ろれつが回ってなくて入れ歯がはずれそうというか、入れ歯かどうかわかりませんが。



ビートたけし ©文藝春秋


 黒柳徹子の場合は、『徹子の部屋』で、よく知らない相手の時にお婆さん口調がひどくなって、知り合い相手では往年の発声、口の回り方にいくらか戻る。


 そういうことがないものかとビートたけしを見ていたのだが、あまり目立った違いはない。しかし、これが自分の独立がらみのゴタゴタについてのコメントなら、いいにしろ悪いにしろ、口調に変化があるのではなかろうか……と『新・情報7daysニュースキャスター』を見たら、のっけからもう、声量といい滑舌といい最近見られないぐらいの若々しさ!「独立だ♪」とか歌い踊ってるとこからもう嬉しそう。その後の「自身による解説というテイの漫談」も久しぶりに笑った。生き生きしてたなあ。ここんところ、「ロウでつくったたけし像をお湯にくぐらせた」みたいな表情だったが、表情も自然で目も光ってたし。これは「自分を鼓舞するためにあえて騒ぎの主となったのか」と思いたくなるぐらいである。


 翌日の『TVタックル』も見てみた。『ニュースキャスター』よりもこっちのほうがいつも口調ははっきりしている。あれでたけしは案外朝型なんじゃないか、とずっと思っていたので、絶好調の前夜とくらべてどうか、と注目したんだけど、あんまり差はなくて、それよりも杉村太蔵の、濃くて分厚いドーラン色の顔のほうが気になってしまった。局のメイクさんはもう少し自然にしてあげてほしい。たけしの顔色と表情はすごく自然だったので、それはやっぱりコンディション良かったんだと思う。いろいろな意味で、独立は良かったということか。


▼『新・情報7daysニュースキャスター』

TBS 土 22:00〜23:24

http://www.tbs.co.jp/Ncas/



(青木 るえか)

文春オンライン

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