漫画『麻雀放浪記』が“若者の麻雀離れ”の中でも存在感を放つ理由

4月21日(日)6時0分 ダイヤモンドオンライン

話題の映画『麻雀放浪記2020』の漫画化作品です(写真はイメージです) Photo:PIXTA

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【おとなの漫画評vol.19】           

『麻雀放浪記』

阿佐田哲也(原作)嶺岸信明(漫画)

既刊6巻 2019年4月現在

双葉社


『麻雀放浪記2020』

阿佐田哲也(原案)清水洋三(漫画)

上下巻完結 2019年4月

竹書房


麻雀のルールを知らずとも

楽しめるギャンブラー漫画



 阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』(全4巻、双葉社)の第1巻「青春編」が発売されて大ベストセラーとなり、麻雀ブームに火がついたのは1969年のことだった。ちょうど50年前である。『麻雀放浪記』はそのコミカライズ作品であり、『麻雀放浪記2020』はリメイクされた映画の漫画化作品で、原作のパラレルワールドとなっている。両作ともごく最近の新作である。


 原作の『麻雀放浪記』第1巻によって、大学生やサラリーマンはもちろんのこと、高校生まで麻雀熱に浮かされることになった。私が高校1年になった1970年に『麻雀放浪記』第2巻「風雲編」が出版され、これもベストセラーになっている。


 高校1年で麻雀のルールや点の数え方を覚え、定期試験終了後にわが家やクラスメートの家を回って徹夜で興じたものである。高校生は雀荘に入れなかったので、家庭で麻雀をする機会が多かった。


 阿佐田哲也の麻雀小説で驚いたのは、麻雀の牌(パイ)がそのまま印刷されていたことである。文章で牌の配列を説明するのではなく、そのまま画像として印刷されているのだ。したがって非常にわかりやすい。この版下製作法は、阿佐田が考案したものだそうだ。


『麻雀放浪記』は第2次大戦直後、焼け跡のあちこちにバラックが建ち並んでいた東京が舞台である。主人公の「坊や哲」は中学卒業後、ひょんなことから「上州虎」や「ドサ健」と出会い、ギャンブルで食っているアウトローの男たちとつきあい始める。学生服を着た10代の少年なので「坊や哲」と呼ばれるようになった。





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