『べらぼう』17回予告。<将軍を継げる男子がおらぬとは!>思案する一橋治済。そしてあの人との再会でヒントを得た蔦重に話しかける花魁・誰袖を演じるのは…
(『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』/(c)NHK)
大河ドラマ『べらぼう』予告
横浜流星さん主演で、2025年放送予定の大河ドラマ『べらぼう』(NHK総合/毎週日曜夜8時ほか)。
第16回「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」が4月20日に放送。その最後に流れた第17回「乱れ咲き往来の桜」の予告が話題になっています。
*以下「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」の放送内容のネタバレを含みます。
●「さらば源内、見立は蓬莱(ほうらい)」あらすじ
家基(奥智哉さん)の急逝した事件は確固たる証拠を得ぬまま幕引きに。
意次(渡辺謙さん)は源内(安田顕さん)に、これ以上詮索を控えることを告げると、源内は激怒する。
一方、源内の住む“不吉の家”と呼ばれる屋敷を訪ねた蔦重。そこで、正月に出す戯作の新作を依頼するも、時折、奇妙な言動を繰り返す様子が気になっていた。
そんな矢先、蔦重や意次のもとに、“源内が人を斬った”という知らせが入ってきて…。
次週予告
*以下、本編直後に流れた5月4日放送・第17回「乱れ咲き往来の桜」の予告。次週4月27日は特番「ありがた山スペシャル」が放送予定。
「一つ!勝ち筋を思いついたんでさ」と話す蔦重が、忘八らを前に頭を下げる。
京ゆかりの大“地本問屋”鶴屋喜右衛門の顔が映る。
「西の丸の件なのだがの」との声を背景に、城内で相撲がとられる。それを観覧する人たち。
「かようなこともあろうかと」との言葉を背景に、頭を下げる大奥総取締・高岳。
「何か知っておるのか?」と十代将軍・家治の側室・知保の方が問う。
画面下には<物語は次の舞台へ>の文字。
新之助との再会
「将軍を継げる男子(おのこ)がおらぬとは!」との声を背景に、何かを凝視しながら思案する<御三卿>のひとつ一橋徳川家の当主・一橋治済。
驚いた様子を見せる田沼意次。
冷たい笑みを含んだ表情で「いつお目通りできますか?」とたずねる佐野政言。
「もう返せぬのです!」と告げる意次の嫡男・意知。
かつて女郎・うつせみと足抜けをした小田新之助が、笠の下から「蔦重」と呼びかける。
「聞きんしたよ、往来物」
本を手に取った蔦重が「往来物?」とたずねる。
「手習いの往来物ってのもなあ」と述べる松葉屋半左衛門。
満開の桜の下を歩く蔦重。その下には<新たな販路を切り拓け>の文字。
「聞きんしたよ、往来物」と蔦重に話しかける花魁・誰袖(たがそで/福原遥さん)。
「わしにお任せ?」と信濃の豪商・熊野屋(峰竜太さん)から問われた蔦重は——。
ーーー
大河ドラマ第64作となる『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、“江戸のメディア王”として時代の寵児になった、”蔦重”こと蔦屋重三郎が主人公。
蔦重を演じるのは、NHKドラマ初出演となる横浜流星さん。脚本は、連続テレビ小説『ごちそうさん』大河ドラマ『おんな城主 直虎』などを手掛けた森下佳子さん。
さらに語りは、蔦重らを見守る吉原の九郎助稲荷(くろすけいなり)として、綾瀬はるかさんが担当する。
関連記事(外部サイト)
- 次回『べらぼう』あらすじ。女郎と足抜けしたあの人と再会した蔦重。ヒントを得て目を付けたのは…<ネタバレあり>
- 本郷和人『べらぼう』本草学に医学、絵や鉱山開発まで手掛けた<山師>平賀源内。稀代の天才が幕府や藩への仕官を許されなくなった深いワケとは…
- 本郷和人『べらぼう』一日に五人の相手をさせられた瀬川。実際に<吉原の営業>がどうなっていたかというと…落語「五人廻し」から高級遊女のルーティンを考える
- 本郷和人『べらぼう』平均寿命「22.7歳」。生理が来ればすぐに客を取らされ、吉原から出られないまま人生を終えて…<生れては苦界 死しては浄閑寺>女郎の一生から見た「吉原の闇」
- 『べらぼう』<一緒になるための荷造りが、離れるための荷造りに変わり…>小芝風花が語る瀬川決意シーン。演技絶賛の視聴者「こんな女優がいたのかと」「花魁のイメージなかったのに」「退場残念」