八代亜紀さんの“私的写真”封入アルバムが発売初日から「転売ヤー」の餌食に…定価3倍の高額出品ケースも

2025年4月21日(月)15時35分 女性自身

日本の歌謡界に多大な功績を残し、’23年12月に73歳でこの世を去った歌手の八代亜紀さん。いま、そんな八代さんの尊厳が奪われかねない重大な危機が訪れている。


4月21日発売の八代さんのベストアルバム「八代亜紀 お宝シリーズ 第一弾 忘れないでね」の特典として、生前に撮影された“私的写真”が封入されているのだ。鹿児島にある発売元の「ニューセンチュリーレコード株式会社」の公式HPには、こんな売り文句が記されている。


《お宝として 八代亜紀が24〜25歳の時に同棲していたT社のNディレクターによってポラロイドカメラで撮影されたフルヌード写真2枚が掲載されています 八代亜紀の初めてのヌード写真です》


発売が予告されると、Xでは「八代亜紀さんの尊厳を守れ」などのハッシュタグと共に、CDの発売中止を求める声が次第に起こり始め、4月9日にオンライン署名サイト「Change.org」で、「八代亜紀さんの尊厳を保護し、リベンジポルノを阻止する」と題したオンライン署名も始動(21日時点で約5万人が賛同)。11日時点で大手レコードショップ「タワーレコード」など、多くの通販サイトでも商品予約ができない状態になった。


いっぽう、ニューセンチュリーレコードは4月10日のインスタグラムで《商品の発売中止などは行いません。告知通りに商品を発売して行きます》と宣言。同社のHPでは、《商品のお求めは お近くのCDショップにてお買い求めください 当社に直接お申し込みの場合 現金書留にてお申込み下さい》と“直販”のルートも提示。


さらに、CDの発売をめぐる一部の報道について、《週刊誌でも事実では無い事を書かれて非常に迷惑を及ぼされていますので当方としては業務妨害・その他において司法当局に相談している最中です》と述べ、《また当社は問題と成っている写真などすべての所有権を有しており売買契約書もございますので 悪質な投稿者もどなたのイヤガラセを受けようとも受けて立つ所存》と“徹底抗戦”の意思を表明していた。


そして21日に迎えた発売日。タワーレコード、ネット通販大手「Amazon」では依然として商品が検索できない状態だが、あるフリマサイトではすでに“高額転売”が始まっていた。


サイトの商品検索ページで「八代亜紀 忘れないでね」と関連ワードを入力すると、20件ほどがヒット。ニューセンチュリーレコードのHPではCDの定価が3700円(税込み)とされていたが、このサイトでは1万4000〜1万7000円と定価の3倍以上の値段で出品されている。


ある出品者の商品ページでは、こんな紹介文で購入を促している。


《特典ブックレットには若かりし頃の八代亜紀さんの貴重な写真2枚が掲載されています。関係者によって当時撮影されたもので、ファンの間でも話題の一品です。(※内容の詳細は掲載写真をご確認ください)


ファン必見のコレクターズアイテムとして、お宝級の一枚です。入手困難なため、お探しだった方はぜひこの機会にご検討ください》


一人の出品者が複数枚を出品しているケースが散見され、出品中のCDは「SOLD」の文字が付いたものがほとんどだが、フリマサイトでは評価を操作するために、出品者自身が商品を自己購入する行為を禁止している場合があり、当該サイトのガイドラインでも「禁止行為」として明確に記載されている。なかにはCD出品日時が正式な発売日の3日前、4月18日になっているケースも見られたが、ニューセンチュリーレコードは20日配信の「日刊スポーツ」の取材に対し、《既に一部の発送をしています》と応じていた。


無情にも“転売ヤー”の手に渡ってしまった八代さんのアルバム。多くのファンがやるせない思いを抱えているに違いない。

女性自身

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