彬子女王『ANNP』第一声は「ごきげんよう」 充実感にじませる「私という人間を理解いただくいいチャンス」
2025年4月21日(月)16時0分 オリコン
『彬子女王のオールナイトニッポンPremium』の模様(C)ニッポン放送
女性皇族として初めて海外で博士号を取得。そして著書の「赤と青のガウン オックスフォード留学記」が、30万部以上のベストセラーとなっている三笠宮家の彬子女王殿下が初めて担当する『オールナイトニッポン』。およそ50年前の1975年には彬子女王殿下の父で「ヒゲの殿下」の愛称で知られていた、ともひと親王殿下も『オールナイトニッポン』のパーソナリティーを担当、今回皇室としておよそ半世紀ぶりに『オールナイトニッポン』を担当することとなる。
先日行われた収録では、番組のオープニングを「ごきげんよう、彬子女王です」という第一声からスタート。放送の決定が発表されると、まわりからの反響が大きく、たくさんの人から連絡をもらったという彬子女王殿下。「私、話すということがそんなに得意なわけではございません。ただ、父が出演されました『徹子の部屋』と『オールナイトニッポン』はお話が来たらお断りできないかもしれないなと思っていたら、本当に来てしまったというような感じで…」と、出演オファーを受けた際、宮家の事務官から背中を押されて出演を決めたことを明かした。
ゲストには女王殿下と縁の深い、歌舞伎俳優の中村勘九郎と落語家の立川志の八が登場。女王殿下が大好きだという高校野球の話や、漫画が好きで漫画喫茶にも行くというエピソードが披露されると、2人が驚愕する場面も。日本ラグビーフットボール協会名誉総裁を務めている女王殿下はラグビーとの関わりについて、また、女王殿下が設立した子どもたちに日本の伝統文化を伝えるための団体「心游舎」の活動についても話題が及ぶ。
さらに女王殿下の祖父の崇仁親王殿下、父のともひと親王殿下が過去にニッポン放送の番組に出演した際の秘蔵音源が流れると「とても胸に迫るものがございました。貴重な音源を聴かせていただきまして、本当にありがとうございました」と感慨深い様子だった。収録を終えると、「あっという間でした。でもなんかすごく変な汗をかいております」と話す女王殿下だが、勘九郎、志の八の「お2人が聴いて下さった事もあって、リラックスしてお話出来たかな」と収録の感想を明かし、「また機会がありましたら、あるかもしれません」と笑顔を見せた。
そして「普段、報道などでしか私の活動が伝わらないところが多くあるかと思いますので、そういったなかで今回はどちらかといえば素に近い部分でお話をたくさんさせていただいたので、私という人間を理解いただくいいチャンスになったのではないかなと感じております。みなさまが楽しみにしてくださっている期待を裏切らないものになっているといいな、と思っております」とリスナーにメッセージを寄せていた。