俳優・山口崇さん死去 享年88歳 『天下御免』平賀源内役、『タイムショック』2代目司会者として活躍

2025年4月21日(月)15時15分 オリコン

俳優・山口崇さん死去 享年88歳 

 俳優の山口崇(本名・山口岑芳)さんが18日、肺がんのため入居中の高齢者施設で亡くなった。享年88歳。21日、所属事務所のホームページで発表された。

 山口さんは1936年11月17日生まれ、兵庫県淡路島出身。早稲田大学教育学部英文科中退後、NHK俳優養成所、劇団三十人会、劇団俳優小劇場などを経て、1974年に小沢昭一さん等と芸能座を結成した。国民的ドラマとなったNHK「天下御免」では魅力あふれる主人公・平賀源内を演じて話題に。テレビ朝日のクイズ番組「クイズタイムショック」では、2代目司会者として人気を集め、1986年3月放送の最終回まで司会を務めた。

 そのほか、時代劇「大岡越前」では、徳川吉宗を長く演じていたことでも知られる。邦楽に造詣が深く、ドラマや舞台で三味線、琴、鼓などを披露。長唄では人間国宝七代目杵屋巳太郎(現・杵屋浄貢)に師事し、夫人の元俳優・平尾桂子(杵屋巳貴)とともに本人も名取で杵屋巳楓として活躍した。長女・山口由紀は杵屋巳織として、長男・山口太郎は杵屋巳三郎として第一線で活躍している。ライフワークである民話研究家として長く活動した。

 2019年9月公開の映画「記憶にございません !」に、三谷幸喜監督からのオファーを受けて出演した総理大臣の恩師・柳友一郎役が最後の出演作品となった。

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