俳優・山口崇さん死去 肺がん発覚きっかけは「べらぼう」ガイドインタビュー 当たり役・平賀源内で...
2025年4月21日(月)16時17分 スポーツニッポン
NHKドラマ「天下御免」平賀源内役やクイズ番組「クイズタイムショック」2代目司会者などで知られた俳優の山口崇(やまぐち・たかし、本名山口岑芳=やまぐち・たかよし)さんが18日午後3時36分に肺がんのため死去した。88歳。21日に所属事務所が公式サイトで入居中の高齢者施設で亡くなったことを明らかにした。通夜は25日午後6時、告別式は26日午前9時半から、いずれも東京都渋谷区西原2の42の1、代々幡斎場で営まれる。喪主は長男の山口太郎さん。
山口さんは昨年10月に現在放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう」ドラマ・ガイドの取材を受けたのが最後の仕事になった。1971年10月から72年9月に放送されたNHK「天下御免」で演じた「平賀源内」が当たり役。三谷幸喜をはじめ多くの演劇人にも影響を与えたほどで、平賀源内といえば山口さんと言われた。
現在放送中の「べらぼう」のドラマ・ガイドのインタビューに応じた際、声がかすれており、病院で検査を受けて肺がんと診断を受けた。その後、治療と療養に専念。死去5日前までは元気で「まだまだ生きるよ」と語っていたが、直前に突然体調が悪化。長男にみとられて安らかに穏やかに旅立ったという。
20日に放送された「べらぼう」第16話では安田顕が演じた平賀源内が壮絶な最期を遂げるシーンが放送されたばかりだった。