炭崎四段 対局は「学ランで」 16歳最年少棋士が藤井王将らに続く 昇段者免状授与式

2025年4月21日(月)17時50分 スポーツニッポン

 4月からプロとなる四段に昇段した最年少棋士の炭崎俊毅四段(16)が21日、大阪・関西将棋会館で25年度昇段者免状授与式に出席した。「あこがれ、目指してきたところ。プロになった実感が湧いてきました」。在学する兵庫・姫路西高の学生服姿で出席し、初々しい笑顔を浮かべた。

 デビュー戦は5月17日、若手棋戦の第15期加古川青流戦の開幕局、同学年の山下数毅三段(16)との対戦に決まった。「強いという印象です」。昨年7月の第75回三段リーグで敗れたこともあり、表情を引き締めた。

 山下三段は一昨年4月から半年間開催された第73回三段リーグで3位になり、次点1を得ると共にその特典で竜王戦6組に出場して準優勝。三段が初の5組昇級を果たした。

 さらに現在、藤井聡太竜王(22)=王将など7冠=への挑戦権を争う第38期5組でも準決勝進出。次戦に勝てば4組昇級だけでなく、新たに次点1が付与されることも決まり、2回目の次点となるため四段昇段する話題の三段だ。

 炭崎は山下三段とのデビュー戦以降も「学ランでいこうと思います」。史上5人目の中学生棋士になった藤井は16年、加藤一二三・九段とのデビューを学ラン姿で指して勝利し、史上最長の29連勝へつなげた。同じ最年少棋士として注目が集まる炭崎も、「藤井先生も(続く最年少棋士で、昨年度17連勝で連勝賞を獲得した兄弟子の)藤本(渚)先生も、年齢というより将棋の内容で注目された。自分もより内容を高めたい」。学ラン棋士は本分である棋力向上を目指す。

 他に昇段した山崎隆之九段、宮本広志六段、井田明宏五段、狩山幹生五段、上野裕寿五段、長谷川優貴女流三段、山口稀良莉女流初段、三谷正範指導棋士七段、関口武史指導棋士六段、竹内貴浩指導棋士五段が出席した。

スポーツニッポン

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