「マイッテル・ジャクソン!」緊迫の監督戦でも不変?豊川孝弘七段の渾身ギャグさく裂にファン爆笑/将棋・ABEMA地域対抗戦

2025年4月22日(火)12時0分 ABEMA TIMES

 将棋界のギャグ&ダジャレ王は、まだまだ健在だ。日本全国を8つのブロックに分けた団体戦で行われる「ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 2025」の決勝、関東B 対 中部が4月19日に放送された。注目の頂上決戦で、解説を務めたのはベテラン豊川孝弘七段(58)。タイトル保持者、経験者などが続々と登場する豪華なカードになったが、その中でも豊川七段は臆することなくギャグを炸裂させ、ファンの爆笑を誘った。

【映像】豊川孝弘七段の渾身ギャグ、炸裂!

 豊川七段は1991年10月に四段に昇段してプロデビュー。順位戦ではB級1組まで昇級。「ファイター」「マンモス」という愛称で親しまれ、対局外でもイベントや大盤解説などでも、持ち前のトークスキルでファンを楽しませることに長けたベテランだ。中でもオヤジギャグを連発することでも知られ、過去には「豊川孝弘の将棋オヤジギャグ大全集」という書籍まで発売されたことがある。

 その豊川七段が、ここぞとばかりにオヤジギャグを炸裂させたのは第2局。関東Bが監督代行・永瀬拓矢九段(32)、中部は監督・杉本昌隆八段(56)という“監督対決”の時だった。先手・永瀬九段が居飛車・穴熊、後手・杉本八段が三間飛車・美濃囲いでスタート。豊川七段が「めちゃくちゃ持久戦」と表現した一局は、じわじわとした進行となったが、50手を過ぎた中盤あたりから徐々に先手がリード。後手は、どこから手をつけていいかわからない状況に追い込まれると、さらにリードは広がった。

 そして終盤、90手を過ぎたあたりで先手勝勢になったところで、豊川七段は後手の気持ちになって、こうつぶやいた。「これはねー。マイッテル・ジャクソン。きついです」。これは世界的な人気を誇り「キング・オブ・ポップ」とも呼ばれた大スター、マイケル・ジャクソンにかけたダジャレ。さりげなすぎたのか、聞き手を務めた和田はな女流1級(23)からは、特にリアクションはなかったものの、ファンからは「参ってるジャクソン」「ことごとくスルーする」「はなちゃん完全スルーw」と、笑いが溢れていた。なお、この「マイッテル・ジャクソン」が飛び出して間もなく、杉本八段は投了した。

◆ABEMA地域対抗戦 inspired by 羽生善治 全国を8ブロックに分けた「地域チーム」によって競う団体戦。試合は監督と出場登録棋士4人の計5人が参加。全員が1局ずつ指す「ステージ1」と、ステージ1で勝った棋士が負けるまで指し続ける「ステージ2」に分かれ、5人を先に倒した方が勝利チームとなる。対局は持ち時間5分、1手指すごとに5秒加算のフィッシャールール。大会は2つの予選リーグに4チームずつ分かれ、変則トーナメントで2勝すると本戦進出。ベスト4となる本戦は通常のトーナメント戦。
(ABEMA/将棋チャンネルより)

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